ドイツ代表チームの新監督選びは、ドイツサッカー協会(DFB)の予想以上に困難になりそうだ。木曜日の午前、元バイエルンの監督で、ドイツサッカー協会ゲアハート・マイヤー=フォアフェルダー会長の希望する第一候補でもあった、オットマ・ヒッツフェルト氏が、ドイツサッカー協会に監督辞退の意を伝えたのだ。ヒッツフェルト氏は、今の彼には2006年ワールドカップを控えたドイツ代表チームをサポートすることは難しいことを伝えた。
「これは問題だね」と、ヒッツフェルト氏の後任でFCバイエルンのフェリックス・マガット監督は、木曜日に語った。チームは、現在、ロータッハ=エゲアンのレコードマイスターのキャンプ場でトレーニング中だ。「私も彼が一番適任だと見ていた。彼が監督を引き受けなかったのは残念だね」と語った50歳の監督は、このニュースに驚きを隠せない。
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「本当に。もう決定なのか」。その場にいた記者からこのニュースを聞いたばかりのマガット監督は、事実関係を何度も繰り返し確かめていた。「あまりいいニュースではないね。本当に驚いた」、というのが彼のヒッツフェルト辞退に関する第一声だった。
マガット監督自身にこの問題を解決できないかどうかという質問には、「できないね。私は私にとって現在大変重要な問題に取り組んでいる所だから」と否定した。ドイツ代表チームの監督はマガット監督には、興味のない話で、「私は、代表チームの監督ではなく、クラブチームの監督なんだ。それに、この先少なくとも数年かは今のままでいるつもりだ」と語る。
アイスホッケーですでに数年前から認められている、クラブチームと国代表チームの監督の兼任も、マガット監督はきっぱりと否定した。「FCバイエルンでの私の役割は重く、片手間には到底できない」と、サッカーの指導者は語る。