ドイツ代表チームが、合宿のためポルトガルのアルマンシールに入った。現地では、EURO2004に向け、熱い戦いの準備が始まる。来週火曜日のポルトので試合に、ルディ・フェラー監督率いる代表チームは、ベストコンディションで臨まなければならない。EURO2004幕開けには、初っ端から「死のグループ」、グループDの優勝候補、オランダ代表チームと対戦するのだ。
バラックはfcbayern.deのインタビューに、「やっと準備の最終段階に入った。チーム内のムードは最高だね」答えている。チーム内の生き残り競争が、チームのムードに悪影響を及ぼすようなことはまったくないようだ。バイエルン・ミュンヘンの「演出家」である彼には、EURO2004の幕開けが待ち遠しい。また他の多くのメンバーのようにとっくの昔にウィルスをやっつけた彼は、「これこそまさに、サッカー・フィーバーだ」と語った。
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アルマンシールでの合宿設備に関しては、すべてが完璧に整っていて、ドイツ代表チームが、思う存分トレーニングに打ち込める環境だ。ルディ・フェラー監督も「EURO2004の合宿地は、希望通りの内容で、理想的な条件が整っている」と、褒め称えた。また、ミヒャエル・バラックは、fcbayern.deの単独インタビューの中で、「ホテルの目の前にグラウンドがあって、僕たちにはベストな環境だね」と、語った。
強豪チーム、「オラニエ(Oranjes、オランダ語でオレンジ色という意味。サッカーオランダ代表チームの愛称でもある)」を制すには、いまこそ集中的なトレーニングが必要だ。非公開練習を計画するフェラー監督は、「今後、選手は暗礁に乗り上げるかもしれない。彼らに必要な自信を持たせていくのが私の課題だ」と語った。
同時に監督は、ドイツ代表チームの合宿地は決して兵舎のようなものではなく、代表メンバーは家族と過ごすこともできるとしている。「家族との時間がとても大切な選手もいるからね」と、ミヒャエル・バラックも喜んでいる。
しかし、EURO2004幕開け、対オランダ戦までの残り数日間は、甘い日々とはなるまい。「オランダを制するには、選手の精神的、そして肉体的強さを示さなければならない」と監督は語り、「『監督!試合に出してください。絶対後悔させません!』と言うぐらいの意気込みが選手から伝わらなければ、いくらでもレギュラーになりたい代わりの選手はいるからね」と、有名選手たちにさらに発破を掛ける。