28日にブカレストで行われた親善試合で、ドイツはルーマニアに1-5の大敗を喫した。ドイツ代表のルディ・フェラー監督は、試合後のインタビューで自分の判断ミスを認めたほか、選手たちの見せたプレーについても弁解の余地はないと答えた。
〓〓ルディ・フェラー監督、ブカレストの惨敗についての感想をどうぞ
「責任の大半が私にあるのは間違いない。4バックで試合に臨もうと考えたのは判断ミスだった。こんな失敗を犯した自分が許せない。最初から後半と同じ3バックでいくべきだった。3バックも完ぺきとは言いがたいが、はるかにマシだっただろう。だが、これも特に前半、選手たちが悲惨なプレーをした言い訳にはならない。あってはならないミスを連発した。普通なら私は選手の側に立ち、彼らの弁護に当たるが、今回のような試合の後ではそれも難しい。個々のミスもあったし、一人の例外を除いて、選手たちには試合への意欲が欠けていた。相手とぶつかり合うプレーは皆無だったし、無気力で、運命に流されるばかりだった。私はこの場を借りて、ドイツのサッカーファンに謝らなければならない」
〓〓具体的に言うと?
「ルーマニア戦では多くの選手が欠場することになり、本来のDFはアルネ・フリートリッヒ一人だけになってしまった。だから私はMFの二人を4バックに起用したが、彼らには負担が大き過ぎた。今後は、すべてのポジションで選択肢を残せるようにメンバーを組む必要がある。私は少し実験をしてみたいと考えたが、バイエルンでは同じ役割をうまく果たしているイエレミースにせよ、そしてラメロウにせよ、このポジションに起用したのは失敗だった。これは全く私のさい配ミスだ。だが、いつもと違うポジションでプレーした選手が数人いたとはいえ、これほどの惨敗は許されない」
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〓〓その二人以外にも問題がありました……
「私は彼ら二人をつるし上げる気はないが、そのミスこそが命取りになった。もちろん中盤もうまく行かなかった。今回の結果から学ぶことも多かった」
〓〓すでに決定済みともいわれるユーロ本大会出場メンバーを編成する上で、今回の失敗が何か反映されますか?
「それについて語るのは時期尚早だ。私には今回のゲームを落ち着いて分析し、じっくりと考える時間が必要だ。今回、試合の前に幾つか気に入らない点があったが、はっきり選手に伝えなかったのも悪かった。選手たちも甘えていた。今年の最初の2試合で勝ったことで、数人の選手はこの程度のプレーでいけると高をくくっていた。だが私は今回、選手たちを常に厳しく管理する必要があることを学んだ」
〓〓トレーニング後に、代表に参加している選手数人が、ブカレストの競技場の地面が硬過ぎて、けがをしたと訴えているようですが……
「スタジアムの状態は普通だった。ルーマニア代表だってそこでプレーしたじゃないか」