ベッケンバウアー、W杯招致不正疑惑時効 - 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2020/05/02
ベッケンバウアー、W杯招致不正疑惑時効

ベッケンバウアーがワールドカップ招致に関しての
不正疑惑の裁判が時効で判決がでなかった

ベッケンバウアー氏らのW杯招致不正疑惑判決出ず
4/29(水) 18:07配信
日刊スポーツ : nikkansports.com

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2006年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会招致疑惑に関わるスイスの裁判所での審理が進まず、期限までに判決に至らなかったと28日、英BBC放送などが報じた。
大会組織委員会会長だった元西ドイツ代表DFのベッケンバウアー氏(74)も不正疑惑に関与した疑いがあるとして証人に名を連ねていた。
2005年にドイツ側から国際サッカー連盟(FIFA)に送られた670万ユーロ(約8億円)の送金目的を偽ったとして、ドイツ・サッカー連盟元会長ら4人が起訴されていた。
送金を巡っては、W杯の開催地選びで投票権を持っていたFIFA理事の買収があったとの疑惑も浮上した。
その投票は2000年7月に行われ、最後の決選投票でドイツ12票、南アフリカ11票と接戦。2006年大会のドイツでの開催が決まっていた。
FIFAは裁判が進まずに「深く失望した」と声明を発表。「訴訟が何の結果もなしに終了したことは、サッカーだけでなく、スイスの司法行政にとっても非常に憂慮すべきことだ」とした。

ベッケンバウアー氏らのW杯招致不正疑惑が時効、判決出ぬまま終了
4/30(木) 17:56配信
AFP BB

【AFP=時事】サッカー元西ドイツ代表のレジェンドで、W杯ドイツ大会(2006 World Cup)の大会組織委員会会長を務めたフランツ・ベッケンバウアー(Franz Beckenbauer)氏らの大会招致をめぐる不正疑惑の裁判が時効を迎え、判決が下されることなく終了した。
74歳のベッケンバウアー氏を含む4人の審理は5年にわたってスイスで行われていたが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に伴う健康面の懸念により保留となっていて、このほど時効が成立した。ベッケンバウアー氏は罪状を否認していた。
国際サッカー連盟(FIFA)は28日、発表文の中で「2006年のFIFAW杯ドイツ大会に関する審理が、時効を迎えたため今後行われなくなったのは非常に残念」と記した。
スイスにおける詐欺疑惑に関する刑事訴訟は、15年以内に完結されなければならない。ベッケンバウアー氏の疑惑は2005年の出来事にまでさかのぼるため、裁判所は今後この件を裁く権利を持たない。
2005年、FIFAの執行委員だったモハメド・ビン・ハマム(Mohamed Bin Hammam)氏への贈賄罪に問われていたベッケンバウアー氏は、ドイツが2006年大会を開催できるようにするため、賄賂によって「票を買収」したことを否定している。
2006年W杯の開催地を選ぶ投票では、ドイツが事前に有利とみられていた南アフリカとの決選投票を12票対11票で制した。【翻訳編集】 AFPBB News