ウェスターヘイルズ

Wester Hailes

ウェスター・ヘイルズ駅に降りると、都市が一度組み立て直された痕跡が、静かに足元へ滲み出してくる。かつて大きな私邸の名を宿しながら、時代の要請によって一気に姿を変えた土地である。

高層の夢が建てられ、そして解かれ、いまは低層の住まいが風に馴染んで並ぶ。再開発の波は荒々しくもあったが、その後には公園の緑と生活の温度が残された。東にはキングスノウとロングストーンが連なり、北には工業団地の実直な背中が見える。

駅を起点に歩けば、計画と暮らしがせめぎ合った都市の記憶が、通りごとに表情を変える。ウェスター・ヘイルズ駅は、エディンバラの現在がどのように作られたかを、黙って教えてくれる入口なのである。

ウェスターヘイルズの駅近く

update: 2022年6月25日