
COMPLEXの余韻にすっかり満たされていたはずなのに、万博ライブの映像を目にした瞬間、その均衡はあっさり崩れた。これは布袋寅泰の現在を、生で受け取らねばならない。そうして向かったのが、初めて足を踏み入れる京王アリーナである。四十五周年を祝う二日間、そのうち開始時間の早さという実に実務的な理由で選んだ2月1日が、結果として大当たりとなった。

チケットは完売。席は4階後方で、初参戦の身としてはなるほど順当な配置である。しかし、ここで意外な発見が待っていた。京王アリーナは驚くほど見やすく、座席には余裕があり、音も素直に届く。距離はあっても、遮られるものは何もなかった。
布袋寅泰、BOØWY、COMPLEXという文字通りの軌跡。歴史をなぞるのではなく、現在形として鳴らされるその音に、時間の厚みが自然と重なる。語りのなかで、氷室京介や吉川晃司の名がふとこぼれた瞬間、会場の空気がわずかに震えたのを感じた。それは懐古ではなく、積み重ねてきた関係性が今も生きている証のようであった。

45周年という言葉の重みは、単なる記念を超えて、これまでとこれからをつなぐ節目として提示される。語りかけるようなエールは、特定の誰かではなく、その場にいる全員へ等しく向けられていた。全国から集まったエネルギーを受け取ったという言葉があったが、実際にはこちらが力を分け与えられた側である。

会場を出る頃、身体の奥に静かな熱が残っていた。明日から、もう少しだけ前向きに進めそうだと思わせる。それこそが、この夜が与えてくれた、何より確かな祝福であった。

HOTEI 45th CELEBRATION GIGS Day 2 “BIRTHDAY”
- 公演日:2月1日(日)
- 会場:東京・京王アリーナTOKYO(武蔵野の森総合スポーツプラザ)メインアリーナ
- 開場:15:00 開演:16:00
- DREAMIN’
- スリル
- POISON
- バンビーナ
- BE MY BABY
- DRIVIN’ TO YOUR HEART TONIGHT
- DIVING WITH MY CAR
- さよならアンディ・ウォーホル
- YOU
- Paradox
- BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY
- DEVIL’S SUGAR
- ヒトコト
- Maze
- EMERGENCY
- SUPERSONIC GENERATION
- MERRY-GO-ROUND
- BOY’S BE AMBITIOUS
- BEAT EMOTION
- Don’t Give Up!
- DEAR MY LOVE
- GLORIOUS DAYS
- BEAT SWEET
1988年、布袋寅泰の衝撃のソロデビューを飾った「GUITARHYTHM」から37年を経て、今年、最新作『GUITARHYTHM Ⅷ』がリリース。レコーディングで描かれた音像はツアーを通じて立体化し、さらなる進化を遂げ、8月11日に開催された『GUITARHYTHM Ⅷ TOUR “The Final in 武道館”』において、“最新の布袋が最高の布袋”であることを力強く提示しました。
そして2026年、布袋はアーティスト活動45周年を迎える。その幕開けを飾るスペシャルライブ「HOTEI 45th CELEBRATION GIGS」が、1月31日(土)・2月1日(日)、京王アリーナTOKYO(武蔵野の森総合スポーツプラザ)にて開催決定。
45周年のテーマは「Celebration」。これは単なる記念ではなく、布袋とともに歩んできたオーディエンス、支えてきた仲間、そして関わってきたすべての人々への感謝と祝福を込めた、まさに“音楽と歓喜に包まれるCelebration Year”である。華やかに、そして心から楽しむひとときを分かち合いながら、未来へとつながる45周年のプロジェクトが幕を開ける。
さらに、2月1日は布袋の誕生日。45周年の幕開けとバースデーが重なる特別な日を含む二日間は“EVE”“BIRTHDAY”と銘打たれ、ファンと共に祝うかけがえのない祝祭の舞台となる。アーティストとしての歩みと人生の節目が響き合う、歴史に刻まれるひとときとなるだろう。
(HOTEI 45th CELEBRATION GIGS Day 1 “EVE” / Day 2 “BIRTHDAY” [HOTEI.COM] | Special | HOTEI.COM + TOMOYASU HOTEI OFFICIAL WEBSITE)