ニューカッスル駅に降り立つと、鉄と人の流れが交差する壮大な交差点に迷い込んだような気配に包まれる。セントラル駅と呼ばれるこの場所は、ロンドンから続く長い線路の終わりであり、同時に北への始まりでもある。地下を走るメトロの気配と重なり、都市の鼓動は幾重にも響く。
タイン川の北岸に広がる街は、ローマの砦ポンス・アエリウスから始まり、城を得て名を変え、やがて造船の煙とともに世界へ開かれた。今では人の温かさがこの街の名刺となり、訪れる者を自然に受け入れる。駅を出れば、橋と川と石の街並みが広がり、旅人はこの都市の懐の深さに、思わず歩みをゆるめることになる。
ニューカッスルの駅近く