シティの次にお金を持っているだろうチェルシー
2兆円も損したらしい、アブダビにとっては微々たる金額かもしれない
スポーツナビ
世界的な金融危機が、テレビ放映権収入など好景気に支えられているイングランド・サッカー界にも影響を及ぼしている。英紙イブニング・スタンダードなどが 10日、プレミアリーグの強豪チェルシーのロシア人大富豪アブラモビッチ・オーナーが、株価の下落で120億ポンド(約2兆円)を損したと伝えた。
ロシアの株式市場は5月をピークに、グルジア情勢などの影響で下降していたが、さらに最近の世界市場の混乱で下落。アブラモビッチ氏が主要株主の大手鉄鋼メーカーと金採掘会社の2社だけで、大幅に資産価値が目減りしたという。
チェルシーにとっては、タイミングが悪いニュース。イングランド・サッカー協会のトリーズマン会長が7日に、同国サッカー界全体で30億ポンド(約5100億円)の負債があると警告し、同クラブの赤字は2番目に多い7億3000万ポンド(約1200億円)と報じられたばかり。今回の損失のロシア人オーナーへの影響は不明だが、クラブには不安も広がりそうだ。