Jリーグ優勝の横浜F・マリノス
大活躍した外国人選手の情報もシティグループの情報網のおかげで獲得
【横浜M】マンCと資本提携で助っ人大当たり…情報量は他クラブの100倍
スポーツ報知
横浜Mは15年5月、マンチェスターCなどを傘下に置く英国のシティ・フットボールグループ(CFG)と資本提携した。Jクラブとしては初の外国資本との提携。当初は世界的スター選手の獲得などが期待されたが、補強リストには「資金的に手が届かない選手」(クラブ関係者)が並んだ。営業部などにも英国のノウハウが提案されたが、日本では通用しないものだった。「いずれ乗っ取られるのでは」という疑念もあり、両者はかみ合わなかったが、17年11月にCFGのサッカー責任者が来日。横浜市内の本社を訪れ、全社員と交流した。相互理解が進み、関係性は一変した。
特に強化面。世界に60人のスカウトを派遣するCFGは、「Jクラブが10だとしたら、100とか1000の情報量」(同)を持つ。それらを活用して、マルコスやエジガルらの補強は的中。今季から外国籍選手の登録が無制限(1試合で最大5人)に拡大されたことでデータの重要性は増した。今季は助っ人だけで計38点を挙げる活躍をみせた。
横浜M、助っ人ズバリ!の“補強力” 強さの陰にCFGとの提携
(サンケイスポーツ)
横浜Mの優勝には、少数株主の英国シティー・フットボール・グループ(CFG)との提携関係が寄与した。2014年からで、最大の恩恵は外国人補強。獲得した選手が軒並み活躍した。イングランドの強豪マンチェスター・シティーも所属するCFGはスカウト約60人を世界各地に派遣している。
「普通のJクラブが10人の獲得候補を持っているとしたら、CFGには1000人のリストがある」
横浜M強化責任者の小倉勉氏は説明する。代理人を通してやチーム強化部が海外に赴く従来の方法と違い、目安の年俸や望みのタイプをCFGに伝えれば候補が送られてくる。今季加入したMFマルコスジュニオールは15得点。前半戦に11得点したFWエジガルジュニオが7月に負傷すると、エリキとマテウスの両FWを補強。エリキが8得点と穴を埋めた。
昨年のルヴァン杯決勝前はマンチェスターCのグアルディオラ監督らCFG傘下の監督からビデオメッセージが寄せられた。「グループで士気を高め、盛り上げようとしている」(小倉氏)。年に数回、CFGの全体会議では強化部門以外のスタッフも交流。対戦相手を分析する先端のシステムも提供され、医療面では欧州の多くの症例を知る専門チームから助言を受ける。
V横浜の主力助っ人残留へ、CBチアゴと8発エリキ
日刊スポーツ : nikkansports.com
J1制覇を果たした横浜F・マリノスがさらなる戦力充実でリーグ2連覇とアジアの頂点を狙う。
ブラジルのパルメイラスから期限付き移籍している守備の要のDFチアゴ・マルチンスとFWエリキが来季も残留する可能性が高いことが7日、わかった。関係者によるとチアゴは完全移籍での加入となる見込みで、エリキは期限付き移籍を延長して再契約する。
チアゴは今季全34試合中33試合に先発し、不動のセンターバックとして横浜の最終ラインに君臨。強靱(きょうじん)なフィジカルと対人能力の強さで何度もピンチを救ってきた。この日も得点を決めたエリキは今夏から加入し、12試合で8得点をマーク。170センチと小柄ながら巧みなボールさばきと速さを武器に1トップとして横浜の攻撃を支えた。ACLも出場する来季へ、J1制覇に貢献した主力の残留は、これ以上ない補強となりそうだ。