アレクシス・サンチェスはほぼユナイテッドに - マンチェスター・シティ ファンサイト

公開日:2018/01/21
アレクシス・サンチェスはほぼユナイテッドに

アレクシス・サンチェスはほぼユナイテッドに
グアルディオラもモウリーニョ、ユナイテッドにおめでとう、と
とにかく金額がすごくなりすぎて撤退
29歳の選手にはちょっとあれで若い選手にターゲットを変更か

名将ペップ、サンチェス獲得撤退に言及 理由は秩序保持「全てが信じられないほど高騰」
SoccerMagazine ZONE WEB/サッカーマガジンゾーンウェブ

アーセナルのチリ代表FWアレクシス・サンチェスは、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が目前と報じられている。29歳のストライカーは“赤い悪魔”と同じマンチェスターを拠点とするシティと二度も個人合意に至っていたが、チーム内の年俸バランスを理由にクラブ側が撤退を決断したという。衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
サンチェスは移籍金3500万ポンド(約54億円)、さらにアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンを交換要員にプラスするという条件でユナイテッド移籍がクラブ間合意に達し、ムヒタリアンの決断待ちの状況とされる。昨夏と今年1月の二度に渡って個人合意に至っていたシティはなぜサンチェス獲得を見送ることになったのか。ペップ・グアルディオラ監督は争奪戦撤退について、チーム内の年俸バランスを理由に挙げている。
「我々としては選手の給与に安定性をもたらそうとしている。なぜならそれがチームのためにもなるし、クラブの安定性にも良いことだ。過去においてはこのクラブはいかなる値段でも獲得してきたけれどもね」
プレミア史上最高額の週給50万ポンド(約7700万円)で年俸換算40億円というサンチェスの給与は規格外。オイルマネーで潤いシティと言えども、新加入選手にフットボール界屈指の年俸を支払うことは、チームの年俸バランスと選手の輪を乱し、チーム経営にも大きなダメージを引き起こしかねないという。
「去年の夏に起きたことで、全てが信じられないほど高騰してしまった。それに適応しなければいけない。夏に考えていた値段はこの冬には高騰している。そういうことは予期しておかなければいけない」
シティは昨夏の移籍市場で、移籍金6000万ポンド(約92億円)でサンチェス獲得の合意をこぎつけていたが、アーセナルが代役候補のフランス代表MFトマ・ルマール(モナコ)の獲得に失敗し、破談となってた。今回、アーセナルは29歳のチリ代表FWと引き換えに、移籍金と実力派MFムヒタリアンを手にしようとしている。
「我々は巨額の金をつぎ込んでいる。それは否定しない。だが、あまりにも過剰な投資でクラブにプレッシャーを私はかけたことはない。即座に私はその決定を受け入れた。違う解決法を模索することに決めたんだ。クラブの安定性こそが一番大事なことだからね」

サンチェス&ムヒタリアン移籍は秒読み段階に…モウリーニョ「とても、とても近づいている」
(Goal)

昨夏からアーセナル退団を希望するサンチェスは、マンチェスター・シティ行きが濃厚とされてきた。しかし、今冬、マンチェスター・ユナイテッドがより好条件を提示したことで、シティは争奪戦から撤退。そして、3500万ポンド(約54億円)+ヘンリク・ムヒタリアン譲渡の条件で、チリ代表FWはオールド・トラッフォードに活躍の場を移すことになるようだ。
20日に行われた1-0で勝利したバーンリー戦後の会見で、サンチェスの加入について問われたモウリーニョ監督は、「成立にとても、とても近づいている。もう少しだとは思うが、仮に何も進展がなければ、何も起きないだろう。でも私はポジティブでいる」と話し、以下のように続けている。
「我々のクラブの人間はできる限りのことをやっている。オーナー陣も獲得にゴーサインを出して、(エド)ウッドワード氏も懸命に働きかけている。みんなが全力で働いているから、我々は成功すると思っている」

マンチェスター・CはA・サンチェス獲得を断念…ペップ「彼におめでとうと言いたい」
(Goal)

今シーズン終了後にアーセナルとの契約が切れるA・サンチェスの移籍先として最有力候補に挙げられていたマンチェスター・シティ。しかし、争奪戦にマンチェスター・ユナイテッドが参戦し、より魅力的なオファーを提示したことで、同レースから撤退していた。
マンチェスター・ユナイテッドと同額をなぜ提示できなかったのかと問われたグアルディオラ監督は「私は数学や数字に得意な男ではない」と述べ、以下のように続けた。
「私が今知っていることは、アレクシスはまだアーセナルの選手だ。でも、彼はユナイテッドに行くことになると思う。だから、双方におめでとうと言いたい」
さらに、最大のライバルに元教え子を譲る可能性が高まったが、それほどがっかりしていないとグアルディオラ監督は話している。
「アレクシスへの私の考えは何も変わらない。バルセロナで彼と仕事ができたことに満足している。そして、今彼は他のクラブに移籍することを決めた。彼が新天地でも上手くいくことを願っている」
また、今冬の補強について同指揮官は「早く適応でき、高いクオリティを持つ選手がいれば、動くかもしれない。我々が彼らを必要だと思えば、チームを助けてくれる良い人間を連れてくることになるだろう」と良い選手が見つかれば、補強に動く可能性があるとコメントを残した。

サッカー=マンC監督、サンチェスのマンU移籍報道を祝福
(ロイター)

[19日 ロイター] – サッカーのイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティー(マンC)のジョゼップ・グアルディオラ監督は19日、チリ代表FWアレクシス・サンチェス(29、アーセナル)がライバルのマンチェスター・ユナイテッド(マンU)に移籍することで内定したとの報道を受けて、祝福のコメントを寄せた。
マンCはサンチェスの移籍先として最有力候補に挙げられていたが、移籍金や年俸面で折り合いがつかなかったとみられる。マンUへの移籍はまだ正式発表されていない。
グアルディオラ監督は会見で「サンチェスはまだアーセナルの選手だが、マンUに行くようなので、おめでとうと言いたい。彼に対する私の評価は変わらない。今後の幸運を祈りたい」と語った。

サンチェス獲得レースからの撤退は高額年俸が理由、グアルディオラ監督明かす
(AFP=時事)

サンチェスはアーセナル(Arsenal)を後にしてエティハド・スタジアム(Etihad Stadium)にやってくるものと思われていたが、今週初めにシティは獲得競争から手を引き、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)が移籍先の一番手になった。
サンチェスはユナイテッドとの4年半の契約に個人合意しており、推定の基本週給は36万5000ポンド(約5600万円)で、肖像権やボーナスを加えると50万ポンド(約7600万円)を上回ることになる。
シティの最高給の選手は週給22万ポンド(約3400万円)となっており、グアルディオラ監督は、新規契約の選手に特別高額な給与を支払うことがチーム全体に恩恵を与えるとは考えていない。
グアルディオラ監督が、かつてFCバルセロナ(FC Barcelona)でともに仕事をしたサンチェスをシーズン途中に加入させることに不安を抱えているのは知られている。昨年8月に契約を結べなかった際には、サンチェスがアーセナルとの契約が切れる今年の夏まで待つことを選択していた。
指揮官は「バルセロナでの時も、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)での時も、そして今ここでも、クラブが高額だと考えている選手をとるように強要したことは一度もない」とコメントした。
「私はその判断を尊重するし、他の解決方法を探るように前進する。なぜならクラブの安定性こそが最も重要だからだ」
グアルディオラ監督は2016年7月の就任以降、チームの再構築のために多額を費やしてきた。
昨年夏だけでも5人の選手を獲得するのに2億ポンド(約300億円)以上を支出し、カイル・ウォーカー(Kyle Walker)、ベンジャミン・メンディ(Benjamin Mendy)、ダニーロ(Danilo Luiz da Silva)というサイドバックの3選手だけで1億2000万ポンド(約184億円)を使った。
さらにプレミアリーグのライバルも実力の高い選手に大金をいとわず投じており、今月にはリバプール(Liverpool FC)がビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)を7500万ポンド(約115億円)で、昨シーズンの初めにはマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)がポール・ポグバ(Paul Pogba)を8900万ポンド(約137億円)で獲得している。
グアルディオラ監督は、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)がバルセロナから1億9800万ポンド(約300億円)でネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)を獲得したことが、現在の移籍市場の基準をつくったと考えている。
「多額を投じたことについては否定しない。問題は、プレミアで最も古いチームを変えるのに高い金額を費やさねばならなかったことだ。一度の移籍市場でそんなことはできない。われわれには時間が必要だった」

update: 2018年1月21日10:41 pm