いよいよシティ vs パリ・サンジェルマン金持ち対決
シティはヤヤ・トゥーレ、コンパニーとスターリング
PSGがパストーレとヴェラッティがいない
それでもかなり豪華な対決が実現
4シーズン連続で準々決勝進出を果たしているパリ・サンジェルマンだが、2013と2015年にはバルセロナに、2014年にはチェルシーに敗れ大会を去っている。今季こそはと意気込むPSGは、同じように豊富な資金力をバッグに大型補強を敢行してきたマンCを本拠地パルク・デ・フランスに迎え1stレグを戦い、21年ぶりとなる4強進出を目指す。PSGはアルゼンチン代表MFハビエル・パストーレと、イタリア代表MFマルコ・ベッラッティを負傷で欠く苦しい状況となっている。一方のマンCはイングランド代表FWラヒーム・スターリングとベルギー代表DFヴァンサン・コンパニを欠くが、イングランド代表GKジョー・ハートとベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが復帰し先発出場する可能性があるという。(theWORLD)
マンチェスター・シティは6日、チャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグでパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦する。MFヤヤ・トゥーレの欠場が決まった一方で、GKジョー・ハートの回復が間に合った。マヌエル・ペジェグリーニ監督が明かしている。Y・トゥーレとハートは、PSG戦の出場が微妙だった。ひざを痛めている前者は間に合わなかったものの、守護神は問題ないという。試合前日の会見で、ペジェグリーニ監督がこのように話した。「ジョーは何の問題もなく練習をしている。ケガから戻ってくるとき、リスクは付き物だ。だが、我々はジョーについてあらゆるテストをしており、プレーに何の支障もない」(Goal)
ナスリ
今季リーグアンでは早々と4連覇を確定させたPSGだが、もしプレミアリーグに来たとすれば楽な戦いはできないはずだとナスリは考えているようだ。フランス『レキップ』に次のように語った。「彼らがビッグチームなのは確かだけど、イングランドのほかのチームを上回っているとは思わないよ。イングランドには簡単な試合なんて1つもないんだ。PSGが月曜日の夜にストークやウェスト・ハムと、あるいはエミレーツでアーセナルと戦うのを見てみたいね」「今ではビッグ4なんてもう存在しない。優勝できるチームは6つか7つはあるんだ。バルセロナなら確かにここでチャンピオンになれるだろうけど、PSGはバルサではないからね」(Goal)
今回の一戦では戦力的にPSGの方が有利との見方があり、PSGが1回戦のチェルシーに続いてイングランド勢のマンCを消すと予想されている。確かに現在のマンCはDFのヴァンサン・コンパニに負傷が続いており、リーグ戦でも安定した戦いができているわけではない。一方のPSGが国内リーグでも圧倒的な強さを維持していることを考えると、マンCにとって苦しい試合展開 となるだろう。しかし英『Daily Star』によると、フランス人選手であるナスリはPSGが最強のチームだとは考えていない。ナスリはPSGが強いことは認めたが、バルセロナとは違うとコメントした。「PSGの力ではプレミアリーグを支配することはできないね。彼らが強いのは認めるよ。だけど、他のプレミアリーグのクラブより優れているとは思わないな。プレミアリーグでは簡単な試合が1つもないんだよ。PSGがストーク・シティやウェストハム、アーセナルと戦うところを見てみたいね。今のプレミアリーグにはBIG4なんて呼び名は存在しない。今は6~7クラブが優勝を狙えるし、より難しくなっているんだ」「バルセロナなら、プレミアリーグでもチャンピオンになれるだろうね。でも、PSGはどうかな。彼らはバルセロナじゃないんだ」(theWORLD)
ヘスス・ナバス
初のCLベスト8進出を果たしたマンチェスター・C。J・ナバスは準々決勝に向けて「希望と欲望に満ち溢れている」とコメント。「準々決勝に進めたことはとても嬉しいこと。試合が待ち遠しくて仕方ないんだ」と、期待感を示した。一方で、対戦相手のパリ・サンジェルマンについては「ズラタン(イブラヒモヴィッチ)は今シーズンだけでなく、長い間トップレベルにいる選手だ。彼はここ数年非常に高いレベルのパフォーマンスを披露している。ただ、警戒すべきは彼だけではなく、パリ・サンジェルマン全体だ」と、警戒を強めた。さらに、「パリ・サンジェルマンは素晴らしい選手たちが揃っている。だから、僕たちは本当にハードワークをして、試合をコントロールしなければならない」と、準決勝進出をかけた一戦への意気込みを口にした。(SOCCER KING)
マンガラ
キャプテンのDFヴァンサン・コンパニが負傷で不在の中、ニコラス・オタメンディとともに先発が見込まれるマンガラにとっては厳しい戦いを強いられる相手となりそうだが、同選手は試合に向けて次のように語った。イギリスメディアが伝えている。「PSGのことはリスペクトしている。ズラタンのことも、(エディンソン・)カバーニのことも、(アンヘル・)ディ・マリアのこともリスペクトしているけど、彼らのことを怖がってはいないよ」「ズラタンの素晴らしいキャリアや、今シーズンの活躍ぶりについては誰もが知っている。34歳になっても今の彼はトップコンディションだ。過去にはCLで決定的な仕事ができないとして批判もされていたけど、最近の数試合では違った。今こそキャリアのピークに到達しようとしているね。でも僕らは彼だけに集中しているわけでもないよ」(Goal)
カバジェロ
イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』などが、カバジェロのコメントを伝えた。「PSG戦について、監督とは話していない。ジョーの回復具合を知らないしね。土曜日のボーンマス戦は楽しもうとしたよ。PSG戦も出られたらいいね。誰が出たとしても、簡単なことではない。PSGはビッグチームだ。すでにフランスで優勝を決めていて、すごい選手もいる。でも、僕たちは準備を整えていなければいけないね」(Goal)
イブラヒモビッチ
優勝請負人としてこれまで所属した異なる6クラブで国内タイトルを総なめにしてきたイブラヒモビッチだが、なぜか欧州CLのタイトルに縁がない。これまで110試合以上に出場しながら1度も優勝していないのはイブラヒモビッチだけだ。タイトルについて問われたイブラは「できるだけ多く手に入れたい。トロフィーを集めることはサッカーの醍醐味だよ」とCL制覇への意欲を語ると、8度目となる準々決勝に向けては、「リラックスしているし自信もある。新鮮な気持ちだよ。フィジカルコンディションもいいし、すごく集中できていて自信がある」と闘志を燃やした。8強の相手、マンCについては敬意を払う。「シティはいいチーム、とても優れたチームだ。今のプロジェクトをスタートさせて以来、多くの成功を収めている上、本当に才能豊かな選手が揃っている」。警戒する選手については「1人だけ警戒するのではなく、チーム全体に注意を払う必要がある」としながらも、「ヤヤ・トゥレとは(バルセロナで)一緒にプレーした。彼のことは大好きだね。あとは(ダビド・)シルバや(セルヒオ・)アグエロなど、チーム全員が強力だよ」と話した。(ゲキサカ)
元スコットランド代表FWチャーリー・ニコラス氏
元スコットランド代表FWで現在は英『sky SPORTS』で解説を務めているチャーリー・ニコラス氏は、「マンCは週末に行われたボーンマス戦に4-0で勝利し素晴らしい試合を見せていたが、試合の主導権はパリ・サンジェルマンが握ることになる」とコメント。マンCではなくホームで戦うパリ・サンジェルマンが2-0で勝利すると試合結果を予想した。マンCは「ホームで無失点に抑えることに不安がある。そのためにもこの試合では得点を奪う必要がある。ダビド・シルバの調子も良く、セルヒオ・アグエロにもゴールチャンスがあるだろう。ケビン・デ・ブライネの復帰も重要な要素だ」としながらも「彼らはチャンピオンズリーグで敗れることを恐れている」と語り、メンタル面で及び腰になると推測した。(theWORLD)