キャピタル・ワン・カップ決勝は
マンチェスター・シティ vs リバプール
vs | 2016.2.28:マンチェスター・シティ (1-1) リバプール |
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得点 | 49:フェルナンジーニョ |
GK | カバジェロ |
DF | サニャ、コンパニー、オタメンディ、クリシー |
MF | フェルナンド、フェルナンジーニョ、ヤヤ・トゥーレ、シルバ、スターリング |
FW | アグエロ |
交代 | 91:サニャ >>> サバレタ、91:フェルナンド >>> ナバス、109:シルバ >>> ボニー |
サブ | ハート、コラロフ、デミチェリス、イヘアナチョ |
キャピタル・ワン・カップとは
フットボールリーグカップ (Football League Cup,リーグカップ) は、イングランドのサッカーのリーグカップである。プレミアリーグとフットボールリーグの92クラブが参加する。1960年シーズンから始まったもので、優勝チームにはUEFAヨーロッパリーグへの出場権が与えられる[1]。現在はキャピタル・ワン・カップ (Capital One Cup) と呼ばれている。
キャピタル・ワン・カップ (Capital One Cup) – スポンサーは金融業(カードビジネス)を営むキャピタル・ワン社。(Wikipedia)
会場は聖地ウェンブリー・スタジアム。勝利すればリバプールは4年ぶり、シティは2年ぶりの大会制覇となる。優勝チームには来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権が与えられるため、9位のリバプールにとってはそういった意味でも重要な一戦となる。最初のチャンスはシティ。23分にセルヒオ・アグエロがポスト直撃のミドルシュートを放つ。33分にはフィリペ・コウチーニョのシュートでリバプールは応戦する。前半は互角の勝負を見せたが、スコアレスのまま決着は後半へと持ち越される。しかし、スコアは後半開始早々に動く。右サイドからフェルナンジーニョがゴール前にシュート性のクロスを送ると、これがGKシモン・ミニョレを破ってシティが先制する。リバプールのユルゲン・クロップ監督はアダム・ララーナやディボック・オリギなど攻撃的な選手を投入する。そして、リバプールは終盤に同点に追い付く。ゴール前の混戦からコウチーニョが決めて試合を振り出しに戻す。90分で決着はつかず、延長戦へと突入する。延長前半はオリギ、アグエロが1度ずつチャンスを迎えるがゴールは決まらず。延長後半も両チームに得点は生まれず、タイトルの行方はPKに及んだ。先行のリバプールは1人目のエムレ・ジャンが成功。シティは先制ゴールのフェルナンジーニョがポストに当ててしまう。リバプールは2人目のルーカス・レイバがウィリー・カバジェロに止められてしまい、シティはヘスス・ナバスが決めて1-1。カバジェロは3人目のコウチーニョも止め、シティはアグエロが決めてリードを奪う。さらにカバジェロは4人目のララーナのシュートもセーブし、シティはヤヤ・トゥーレがきっちりと決めて勝負あり。120分、そしてPK戦にまで及んだ死闘はシティに軍配が上がり、2年ぶりの大会優勝を果たした。(フットボールチャンネル)
延長前半終了間際の105分、シルバとのパス交換で抜け出したアグエロが、右足でゴールを狙ったが、GKミニョレがビッグセーブを見せチームを救った。一方のリヴァプールは延長後半突入後の108分に攻め込み、ミルナーが上げたクロスにディヴォック・オリジが頭で合わせた。しかしGKカバジェロが反応し、得点を許さない。結局、120分を戦っても決着がつかなかった試合はPK戦に突入した。
先攻のリヴァプールは、1人目のジャンが成功。後攻のマンチェスター・Cはフェルナンジーニョが左ポストに当てて失敗する。しかしリヴァプール2人目のルーカス、3人目コウチーニョ、4人目ララーナのシュートを連続してGKカバジェロがストップ。対するマンチェスター・Cは2人目以降ヘスス・ナバス、アグエロ、Y・トゥーレがきっちりと決め、PK戦を3-1で制した。この結果、マンチェスター・Cが2013-14シーズン以来4度目のキャピタル・ワン・カップ制覇を成し遂げた。(SOCCER KING)
ロックスターで、熱烈なマンチェスター・シティ(Manchester City)のサポーターであるノエル・ギャラガー(Noel Gallagher)が、28日に行われたキャピタル・ワン・カップ(Capital One Cup 2015-16)決勝の結果を当て、さらにPK戦で勝利を決めるシュートを蹴り込んだ選手までも的中させた。解散した英ロックバンドのオアシス(Oasis)でギタリストを務めていたギャラガーは、英ロンドン(London)のウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)での試合開始直前、マンチェスター・シティとリバプール(Liverpool FC)の決戦について予想を聞かれると、不気味なほどに正確な答えを出した。インタビュアーに対しギャラガーは、「超接戦になるだろう。オレたち(シティ)がPK戦で勝つだろうな」と応じた。「誰が勝利を決めるPKを蹴る? 」と問われると、「ヤヤ(ヤヤ・トゥーレ〈Yaya Toure〉)だ」と続けた。試合は1-1で延長戦を終えてPK戦に突入すると、シティは最後にトゥーレがPKを蹴り込み、勝負を決めた。(AFP=時事)
ペジェグリーニ
マンチェスター・シティのマヌエル・ペジェグリーニ監督は、第2GKウィリー・カバジェロを起用し、キャピタル・ワン・カップを制したことを喜んでいる。FAカップ5回戦で主力を温存して敗退し、批判を浴びたペジェグリーニ監督は、イギリス『スカイ・スポーツ』で次のように述べた。「我々は勝利に値した。リヴァプールより良いプレーをした。どういう形で勝ちたいかと問われれば、まさにこういう形だ。私は約束を破るくらいならタイトルを失う方がマシだ。だから今日はカバジェロがプレーした」「彼がミスをすればメディアから批判されるのは分かっていたよ。だが、私は彼を信頼しているんだ。だから、このタイトルはとてもうれしい。選手たちにとって、クラブにとって、スタッフにとって、そしてウィリーにとってね。彼はこれに値するからだ」(Goal)
今季限りでの退任が決まっているマヌエル・ペジェグリーニ監督は、クラブ公式サイトによると「とても嬉しいよ。私の最後のシーズンだからってわけではないよ。色々なことで嬉しく思っているんだ」とコメント。「チームのパフォーマンスを嬉しく思っている。リバプールはとても難しいチームだ。エティハドスタジアムで起こったことを覚えているだろう?」と昨年11月21日のプレミアリーグ第13節ではリバプールに1-4で敗れていたことを挙げ、この日の勝利を喜んだ。またGKジョー・ハートではなく、キャピタル・ワン杯での起用を続けたGKウィリー・カバジェロがこの日はPK3本ストップで勝利の立役者となった。これについて、ペジェグリーニ監督は「カバジェロの活躍を嬉しく思っている。彼はこの瞬間、優勝を味わうに値するプレーをした。ウィリーはとても良いキーパーだよ。彼は、PK戦の時、リバプール選手たちが蹴る瞬間まで待っていた。彼はあてずっぽうで止めたわけじゃない。だから3回も止めることができたんだ」と称える。殊勲のGKを労った指揮官だったが、もちろん出場のなかったハートへの気遣いも忘れない。「ハートの活躍も嬉しく思っているが、良いキーパーなのは彼だけじゃない。でも言っておきたいのはハートはとても良い人間でもあるということだ。(今回も)ウィリーをとてもよくサポートしていた」と言及。「私が指導しているチーム全体のことを嬉しく思っているよ。自分の言葉で話せなかったり、ウィリーがプレーできないのであれば、負けたほうがましだよ」と語った。(ゲキサカ)
カバジェロ
「最高だよ。僕にとってはハードな1週間だったけど、何ができるかを話してきた。シティの人々にとってファンタスティックなことだね。僕と家族にとって、この素晴らしいチームにいられるのは、重要で感情的なことなんだ。僕とアルゼンチンの家族にとっては、初めてのトロフィーだよ」PK戦での活躍については、直感を信じたと述べた。「昨夜、あらゆるPKをチェックしていたんだけど、直感が当たってくれたよ」(Goal)
「昨夜、ジョー(・ハート)やGKコーチとPKの映像を沢山見たんだ。幸いにも神が助けてくれた。本当に、本当に素晴らしい夜だ」(ISM)
カバリェロの同胞でもあるサバレタも、「今日のヒーローは彼だね」とコメント。「今日はウィリーがゴールマウスを守るに値すると思う。この大会では最初からゴールを守ってきたし、こういう形で終えられたのは最高だよ」と賛辞を寄せている。(ISM)
勝利の立役者となったのは、GKウィリー・カバジェロだった。プレミアリーグや欧州CLではGKジョー・ハートに正守護神の座を譲っている34歳のGKが、この日は主役に躍り出た。PK戦でリバプール2人目のMFルーカス・レイバ、3人目のコウチーニョ、4人目のMFアダム・ララナのシュートをストップ。シティ4人目のMFヤヤ・トゥレが決めた瞬間に、PK3-1での勝利が決まった。殊勲のGKはクラブ公式サイトで「素晴らしいよ。僕たちは優勝した。僕にとっても素晴らしいことだよ。とてもとてもとてもハードな週だった。でも僕らはトロフィーを手に入れた。シティファンにとってファンタスティックなことだよ。感激しているし、アルゼンチンにいる僕も家族も同じだよ」と歓喜。活躍をみせたPK戦を振り返ると、「ただの直感だよ。昨日の夜にすべてのPKを見たんだ。でも直感が僕の助けになってくれた。監督が僕がここに来るチャンスをくれて、決勝でプレーするチャンスをくれた」とマヌエル・ペジェグリーニ監督への感謝も述べた。チームメイトらも守護神を称える。DFバンサン・コンパニは「(PK戦で)ヤヤの番になったとき、彼を見たんだ。そしたら落ち着いていたし、いつものヒーローだった。でも今日という日を作ったのはウィリー・カバジェロだね」とコメント。FWセルヒオ・アグエロは「ウィリーは素晴らしかったね。彼の活躍を嬉しく思うよ。彼はキャピタルワン杯を全試合戦いきったからね。すごく嬉しい」と話した。(ゲキサカ)
クロップ監督
クロップ監督は試合後、次のように述べている。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。「落胆している。だが、この試合で目にしたことの多くを喜んでいるよ。ディヴォクらにチャンスがあった。アンラッキーだね。だが、カップ戦の決勝を落としたんだ。負け方は問題じゃない。だから我々はがっかりしているよ」「我々は最高のプレーだったわけじゃないと思う。だが、シティもそれは同じじゃないかな。こういう結果になった。それを受け入れなければいけない。落ちるときもあるが、立ち上がらなければいけない。水曜にはまた(プレミアリーグで)シティと対戦する。我々は続けなければいけない。この試合を変えることはもうできないんだ」(Goal)