ジェコを欲しがるローマとインターナショナルチャンピオンズ杯で激突
スターリングがゴールを決めるも2-2でPK.勝利
昨季リーグ戦2位に終わった両クラブの試合は開始3分で動いた。シティは中盤でボールを奪うとハーフェーライン上から18歳FWケレチ・イヘアナチョが浮き球パス。これに抜け出した新加入のMFラヒーム・スターリングがGKとの1対1から右足シュートを流し込み、スターリングの移籍後初ゴールで先制に成功した。対するローマも反撃。前半8分、MFジェルビーニョのパスを受けたMFミラレム・ピャニッチがミドルレンジから右足一閃。これがゴール右上に突き刺さり、あっさりと試合を振り出しに戻した。前半9分、シティはMFダビド・シルバが強烈な左足シュート。これは相手GKに弾き出され、同23分にはスターリングがPA左でドリブルで仕掛けて、MFアレッサンドロ・フロレンツィに倒されるも笛はならない。ローマも同43分に右CKからフリーでMFダニエレ・デ・ロッシが頭で合わせたが、逆転とはならず、1-1で前半を終えた。お互いに選手を代えて臨んだ後半も開始早々に試合が動いた。同6分、相手のバックパスに反応したイヘアナチョがボールを奪い、冷静に左足シュートをゴールネットに突き刺し、シティが2-1と引き離した。その後は均衡した状態が続き、お互いに決定機を作れないでいた。それでも昨季セリエAの2位も意地を見せた。後半42分、ローマはペナルティーアークでFKを獲得するとMFアデム・リャイッチが右足シュート。これがDFアレクサンダル・コラロフをかすめてゴール左におさまり、2-2と終盤に再び同点に追いつき、試合はPK戦に突入した。お互いに1本目を決めて迎えた2本目、先攻のシティはコラロフが大きく枠を外してしまう。それでもイングランドの守護神が流れを大きく変える。2本目以降、両チーム全員が決めて迎えたシティ5人目はGKジョー・ハートが自ら豪快に決めると、ローマ5人目のFWドゥンビア・セイドゥのシュートをハートがセーブ。さらに6人目のMFセイドゥ・ケイタのPKを止め、PK5-4でシティが白熱の試合を制した。(ゲキサカ)
マンCのエディン・ジェコ獲得については、次のように述べるにとどまった。
「我々は3つのポジションで3選手を探している。(ワルテル・)サバティーニSDと常に連絡を取っているよ。新シーズンに向けてチームを向上させるためにね」
また、ジェコの代表のチームメートであるピアニッチは、『Fox Australia』で次のように述べている。
「これからどうなるか、様子を見よう。彼とは話した。重要な選手で、僕らに大きな手を貸せる」(Gazzetta.it)