フィナンシャルフェアプレーによって
カネに糸目を付けなくてはならない状況の中
糸目を付けなくてよくなるかもしれない
いやいやさらに厳守せよという2つの記事
UEFAは選手獲得時に投資する金額を規制するために設けたフィナンシャルフェアプレー(FFP)を緩和する考えがあるようだ。現地時間18日にミシェル・プラティニ会長がフランスのテレビ局『RTLフランス』で明かしている。同局でプラティニ会長は「規制の緩和を考えている」とFFPの規制を緩める考えを明かしている。さらに同会長は「執行委員会は6月末までにどのような方法で緩めるか、そしてその結果を実行するかどうか決める必要がある」と述べている。FFPに対する批判は、UEFA加盟の数十のクラブから受けており、改正を要求されているという。緩和の案として現在考えられているのはクラブのオーナーによる投資を可能にするというもの。この案が実行されれば、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティ、チェルシーなど億万長者がオーナーを務めるクラブにとって有利になる。すでに豊富な資金を持っているバイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッドなどに有利に働く今までのFFPに対し、オーナーが資金を持ちながらも投資できなかったシティは不満を抱いてた様子。このままでは、資金があるところはいつまでも資金を投資でき、無いところは投資できないとして今回の案が浮上したようだ。果たしてFFPは緩和され、億万長者をオーナーに持つクラブは補強資金をねん出できるようになるのだろうか。(フットボールチャンネル)
クラブの健全経営を目指すこのFFPは、ヨーロッパのクラブがその収入の中で経営を行うことを強制化するもので、オーナーの個人的な投資なども禁じられている。欧州クラブからの反発は根強いが、プラティニ会長はFFPをもっと浸透させることを望んでいる。「FFPは定着する。現在提案されている変更については、経済的な環境が良くなり、発展を遂げた後に築かれるだろう」「全体の目標は変わらない。クラブが継続的な成長が出来るような環境を作り出すことだ。経営の安定という観点からね」「クラブはその収入の中でやりくりされなければならない。我々は長期間にわたってクラブの株主の調査を行ってきたが、誰もがFFPの定着を望んでいるという結論に一致した。厳格な規制を伴う期間を経た後に、発展のためにより多くのチャンスを提供するだろう」そう語り、FFPの浸透を望んだプラティニ会長。現行制度ではオーナーの個人的な投資が禁じられているが、これによってバイエルンやバルセロナなど、もともと資金力のあるクラブとそれ以外のクラブで不公平が生じるという主張についての討論が、6月末にプラハで行われる予定となっている。(theWORLD(ザ・ワールド))