アデバヨールの最近のコメントは
「今は(戻ることは)できないよ。自分の全力を出すことができない。今の僕は弱っているんだ。毎日汗をかいていて、食べることもできない。体重が落ちているんだ。誰にとっても難しいことだろう」「でも、時間をかけて、正しいタイミングでピッチへ戻るよ。ボスとチームは理解してくれていると思う。それが一番重要なことだ。彼らは、僕が回復するための時間を必要としていることを知っているんだ」「今はただ、チームメートたちと家にいる。僕らは一緒に、一つにまとまって、みんなの気持ちが少し自由になるように戦っている」「難しいことだよ。広報の人間は僕の個人的な広報でもあり、僕の腕のなかで死んだんだ。人生で最悪の光景だった。最後の一息まで僕の腕の中にいたんだ。そして、彼は亡くなった。想像できると思うけど、とても難しいことなんだ」(Goal)
じっくりと休んでもらいたい
同じアフリカ人でカメルーン代表のエトーはアデバヨールと電話で話したそうで
「こういう襲撃によって、アフリカのイメージを汚そうとする輩」に対して不満を述べ、一方でトーゴ代表に対しては「彼らの痛みは理解しているし、分かち合っている。アデバヨールと電話で話したけど、彼にはオレたちがサポートすると伝えた」と語った。(Goal)
情報は混乱し一時は出場するという方向もあった
チームバスが武装勢力の襲撃を受けたトーゴ代表が9日、アンゴラで開かれるアフリカネーションズカップへの出場を辞退する構えを見せていたが、10日のレキップ紙ウェブ版速報によると、一転して大会に出場する模様だ。トーゴ代表MFで松井大輔と同じグルノーブルに所属するアレクシス・ロマオが欧州時間の10日午前1時ごろ同紙記者に語ったところでは、「いま代表の選手、スタッフ全員で会議をしてきた。その結果、我々は、月曜日(11日)にガーナとの対戦でピッチに立つことになった」という。ロマオはその理由について「この大会のために死傷者が出た。彼らを放って臆病者のように帰国することはできない。我々が残るのは彼らのためだ。また同時に、反政府勢力に満足感を与えないためでもある。政府は必ずしも我々と同じ意見ではないが、我々はこの大会を戦うことを決意した。これは全会一致で決まったことだ」と力強く語っている。(欧州通信)
しかしこういう状況では選手もメンタル的に厳しいし
国家的にも出場させないというのは妥当だろう
8日のチームバス襲撃事件でアシスタントコーチと広報担当者が死亡し、選手も負傷するなどして、大会への不参加が決まったトーゴ代表。当初は大会不参加を決めた選手たちは、その後に一転して出場希望を表明したものの、トーゴ政府は代表チームに帰国を命じた。トーゴのスポーツ大臣は、3日間喪に服してから大会へ参加できるように要請したが、アフリカサッカー連盟は予定されていた11日のガーナ戦にトーゴが現れなかったとして、トーゴを失格にすることを決定した。トーゴのウングボ首相は「喪に服してから大会へ戻ることを希望していたという話は間違っている。我々は選手たちがテロ攻撃の犠牲者であることから、チームを帰国させた。十分な安全が保証されていない。希望に反して大会不参加を決めたのだ」と、後日参加を望んだことはないとしている。また、同首相は「選手たちを帰国させたのはうれしいことではないし、テロリストたちに屈することもしたくない。しかし、我々には我々の国民を守る責任がある」と強調した。(Goal)
そして犯人は逮捕されたようだ
アンゴラの警察は、アフリカ・ネーションズカップに出場するため移動中だったトーゴ代表のバスが襲撃された事件で、2人の容疑者を逮捕したようだ。『アンゴラン・ナショナル・ラジオ』が伝えている。今回の報道によると、先週に事件が起こったカビンダで、2人が逮捕されたという。事件は当地の独立を求めて闘争している部族によるものだった。この銃撃で3人が死亡し、ほかにも数人が負傷している。このテロリズムにより、トーゴ代表は同大会を棄権する方向へと動いた。犯行声明を出した現地組織のFLECのスポークスマンは、この地域は戦時中であり、ここ数日でさらなる攻撃があるだろうとしている。(Goal)