金の力に物言わせ今回も
アグエロ、ナスリなど人気銘柄を獲得
今まで使った額700億円超
次は育成に金をかける
3年前に中東のオーナーがクラブを買収して以降、選手獲得に6億ポンド(約725億円)以上を投じ、プレミアリーグのタイトルを争うまでに成長したマンC。しかし、同クラブ自身もこれだけの投資を今後も続けることは不可能と考えている。また、サラリーや移籍金への無制限の投資を禁じる「ファイナンシャル・フェアプレー」が、2013-14シーズンから適用されることも不安の種であるようだ。マンCの幹部であるブライアン・マーウッド氏は、「下部組織の発展がこのクラブの中心でなければならないことは分かっている。選手の補強はこのレベルにたどり着く助けとなったが、この位置に留まるためには育成や施設に投資することが重要だ」とコメント。「これまでの仕事には満足しているが、まだ『ファイナンシャル・フェアプレー』の基準を満たすまでにやるべきことが多く残されている。今回の計画はその一環だ」と、次のステップへ踏み出す必要性を強調した。(ISM)
これは、新しいオーナーになってから最も大きな投資になる。長期的な成功を目指した計画の一部だ。昨シーズンはFAカップで優勝し、チャンピオンズリーグ出場権を手にしている。計画の第一段階は完了した。これは、次の段階のスタートを意味する。我々は、若手の育成がクラブの中心にならなければいけないことを知っている。移籍市場への投資は、我々が特定のレベルに達することを助けてくれた。そこにとどまるためには、選手の育成や福利、トップクラスの設備が必要になる(Goal)
どれだけ凄いのか?
新しい施設には、下部組織の試合用となる7000席のスタジアム、フルサイズのピッチが15面、80エーカーの宿泊施設などを完備。建設費用については明かされていないが、設備投資や育成への投資については「ファイナンシャル・フェアプレー」でも認められている。マーウッド氏はミラン(イタリア)が誇る有名な「ミラネッロ」などの施設を上回るものになり、自クラブやイングランド代表のためにトッププレーヤーを輩出するようになると今回の計画に胸を張った。(ISM)
シティは、エティハド・スタジアムに隣接する形で、巨大な敷地を確保。72選手の宿泊施設、200の教室設備、16面のピッチ、最新設備を導入したロッカーやリハビリ施設などを建設するという。また、ユースチーム用に、7000人収容のスタジアムもつくられるそうだ。(Goal)
これが完成し回っていくようになったとき
手が付けられないクラブになっている