アグエロが決まりいよいよテベスをどうするかの判断
少し前からインテルだろうという記事が出ている
現在、イタリアのサルデーニャ島で休暇を過ごしているテベスは、インテルのテクニカル・ディレクターと会談を行ったとみられている。事実、両者が会話を交わす映像を電子版に掲載した『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙をはじめ、イタリアの各メディアは、テベスとインテルはすでに条件面で合意に達したと報じている。とはいえ、インテルがテベス獲得を成立させるためには、マンCからも合意を得なければならない。一方のマンCは、テベスの退団希望を尊重しているものの、同選手の移籍を成立させる前に、その後釜を確保しておきたいという事情がある。とはいえ、マンCはアトレティコ・マドリーのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの獲得に近づいているとみられており、インテルとのテベス移籍交渉が一気に進展する可能性も十分にあるようだ。((C)MARCA.COM)
アルゼンチン『オレ』のジャーナリスト、ホルヘ・ロペス氏は、「コパ・アメリカ決勝後、テベスの代理人であるアドリアン・ルオッコ氏とブランカTDの間で正式な会談があった。両者はとても近づいている」と明かしている。ただし、いずれにしても、インテルはマンCに対して正式な動きはしていないようだ。ロペス氏によると、テベス側とインテルのコンタクトは、以前から同氏との付き合いが深いアトレティコ・マドリーFWセルヒオ・アグエロの移籍に関して交渉していたマンCの幹部からの情報だという。ロペス氏は「アグエロの交渉をすべて追い、マンCの幹部がビジネスをまとめてから、テベスについても聞いたんだ。確実にインテルへ行くと言っていたよ」と話しており、アグエロの代理人もこれを認めている。(Gazzetta.it.)
そしてめんどくさい代理人
ブラジルのコリンチャンスが獲得に乗り出したものの、4000万ポンド(約50億8000万円)の移籍金を用意できないとの理由で申し出を取り消した一件については、実際ネックになったのはシティ側が今後2年間テベスを欧州クラブへ売却するのを禁じる条項を盛り込むよう強く主張したことが原因だと言われている。名実共にビッグクラブになるという野望を持つシティにとって、テベスが敵チームにいるほど厄介なことはない。もしテベスがコリンチャンスからヨーロッパのクラブに移籍することになれば、その受け入れ先のクラブは最低でも5000〜6000万ポンドを支払わなければならないだろう。もちろん金満クラブは高い移籍金を支払える財力を持っているだろうが、2年後のテベスにそこまで高い値札が付いているかは疑問である。だからこそ、シティは欧州クラブへの移籍禁止にこだわったのだ。それに加えて、キア・ジョオラビシアン氏の存在が問題をややこしくしている。テベスの移籍が成立した際には、同代理人の懐に高い手数料が転がり込む仕組みとなっているという。テベスはこの代理人に絶対服従のため、ジョオラビシアン氏にとって一番旨みのある選択肢に落ち着くのは確かだ。(FOOTBALL WEEKLY)