ブンデスを獲って次のタイトルへと思ったがドルトムントに敗北
全員PK失敗、そしてロッベンとレヴァンドフスキを失う痛い敗北
対戦相手 | 4.28:ドルトムント 1-1 (DFBポカール準決勝) |
---|---|
得点 | 30:レヴァンドフスキ |
GK | ノイアー |
DF | ベナティア、ボアテング、ラフィーニャ |
MF | ラーム、アロンソ、チアゴ、ヴァイザー、ベルナト |
FW | ミュラー、レヴァンドフスキ |
交代 |
68:チアゴ >>> ロッベン 76:ミュラー >>> シュバインシュタイガー 84:ロッベン >>> ゲッツェ |
ベンチ | レイナ、ダンテ、ローデ、ピサーロ |
試合はバイエルンが前半に1点を先制するも、後半ドルトムントが同点に追いついて延長戦へ。しかし、120分でも決着がつかずPK戦に突入する。そこでホームのバイエルンにまさかの事態が発生した。先攻でペナルティスポットに立ったキャプテンのフィリップ・ラームが、シュートモーションで軸足を滑らせ、クロスバーの上に外してしまう。0-1でリードを許して迎えた2本目、キッカーは名手シャビ・アロンソ。1本目のラームの失敗を繰り返さぬよう地面を丁寧にならして助走に入る。だが、再び同じタイミングで軸足を滑らせてシュートは枠の外へ飛んでしまった。ドルトムントは2本目もしっかり決め、バイエルンは窮地に立たされる。3人目のキッカーは古巣対戦となったマリオ・ゲッツェ。今度はしっかりとしたシュートを放つが、GKミッチェル・ランゲラクがコースを完璧に読んでおり、セーブされてしまった。決めれば勝利となる状況でドルトムントの4人目マッツ・フンメルスが蹴ったPKはマヌエル・ノイアーに止められてしまう。その直後、外せば負けが確定するバイエルンの4人目としてゴール正面に立ったのはGKのノイアーだった。しかし、このPKも失敗。ドイツの絶対王者バイエルンは「全員PK失敗」というまさかの形でDFBポカール敗退が決まってしまった。(フットボールチャンネル)
前半にFWロベルト・レヴァンドフスキのゴールで先制したバイエルンだが、後半に追いつかれると、延長戦を終えても決着をつけることができず。PK戦ではDFフィリップ・ラーム、MFシャビ・アロンソ、MFマリオ・ゲッツェ、GKマヌエル・ノイアーと、4人全員が失敗し、ライバルに決勝の地ベルリンへの切符を譲ることとなった。(Goal)
グアルディオラ
今までにないほど、私のチームに誇りを持っている。彼らがとても良いプレーをしたとき、チームを批判することはできない。選手たちを誇りに思うよ。私たちは、できること全てやった。その点に関しては満足している。ドイツでの私のキャリアの中で、ドルトムント相手に1番良い試合をした。PK戦では少し疲れが見えたね。問題があったのは、ムヒタリアンが出てきた後の15分間だけだった。おめでとう、ドルトムント。決勝での幸運を祈っているよ(SOCCER KING)
良いプレーをした。このチームをとても誇りに思っているよ。批判の余地はない。ドルトムントにはおめでとうと言いたいね。そして、決勝に向けて彼らの幸運を祈るよ。2点目を決めきれなかったのは大きかった。彼らは(ヘンリク・)ムヒタリャンを送り込んでから、システムを変えてきたね。我々はそこから問題を抱えたんだ。(Goal)
ノイアー
PK戦ではダメだったけれど、試合中のプレーは良かった。バイエルンは90分間だけでなく、延長戦でも勝つことができた。すべてをコントロールしていたのだから、ペースを落とさず、2点目を取らなければいけなかった。苦い思いが残ってしまった(Goal)
PKは最初からうそみたいな感じで、この日の僕らを象徴していた。90分でも、延長戦でも試合を決められるチャンスがあった。つらい負けだ(AFP=時事)
クロップ
とんでもない試合だった。どちらのチームもすべてを出しきったし、前半はバイエルンの方が明らかに上だったが、後半はこちらが同点以上のプレーをした。今日はわれわれの日だった(AFP=時事)
過酷な試合だったね。両チームともできる限りのことをし、すべてを出し切った。ラッキーだったよ。延長のことも考慮していたので、交代は難しかった。香川は失点後もバイエルンの守備陣のスペースの間でクリエーティブにプレーをしてくれていた。ムヒタリアンも途中からうまく流れを変えてくれた。本当にハッピーだ(Soccer Magazine ZONE web)
ランゲラク
信じられない。適切な言葉が見つからないよ。(フットボールチャンネル)
ロイス
決勝進出という大きな目標を果たせた。非常に難しかったよ。延長戦では1、2度、運が良かったと思う。シュメレ(シュメルツァー)もハンドだったね。前半は思っていたように入り込めなかった。(フィリップ・)ラームや(シャビ・)アロンソが高い位置を取り、ショートパスをつなげていたけど、僕たちはいつも遅れてしまっていたんだ。後半はシステムを変え、多少修正できたと思 う。ミッチ(・ランゲラク)に感謝したいね。彼は素晴らしかった(Goal)
香川真司
「想像以上に走らされたというか、前半は特に(守備が)ハマらなかったというのがあって、ボールの取りどころがハッキリしなかった。取ったあともなかなか数的優位をつくれず、雑になったし、苦しかったというのが本音。その中で失点してしまったので苦しかった」リーグ戦での対戦時はマンツーマン気味にマークしたMFシャビ・アロンソがこの日はビルドアップ時に最終ラインまで下がり、なかなかプレスがかからなかった。「1対3というか、ラームとボアテングとシャビ・アロンソみたいな感じになって、どう付けばいいのかというのはちょっと難しかった。そこでうまくタメをつくられたし、走らされた感じはあった」と率直に振り返った。守備でリズムをつかめず、攻撃も単発になった。「プランとしては細かくつないで、俺がボールを受けて展開していくというのは言われていたので、それは意識したけど、相手のプレスも厳しかったし、なかなか効果的な攻撃はできていなかったと思う」。(ゲキサカ)