2.03:シャルケ(H) - 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2015/02/04
2.03:シャルケ(H)

内田篤人ブンデスリーガ出場100試合
ディ・マッテオ監督などいろいろ楽しみなシャルケ

17分にボアテングが退場とハンデをあげても勝つと思ったが
前回、今回で2戦勝ち星無し
グアルディオラが言うようにブンデスリーガは楽じゃない

2.03:シャルケ戦1-1(H)△

得点 67:ロッベン
GK ノイアー
DF ベナティア、ボアテング、アラバ
MF ヴァイザー、アロンソ、シュヴァインシュタイガー、ベルナト、ロッベン、ミュラー、ゲッツェ
FW
交代 27:ゲッツェ >>> ダンテ
55:ミュラー >>> レヴァンドフスキ
88:ヴァイザー >>> ローデ

ブンデスリーガの第19節が3日に行われ、日本代表DF内田篤人の所属するシャルケは、首位バイエルンと敵地で対戦し、1-1で引き分けた。後半22分にFWアリエン・ロッベンに先制点を許したが、同27分にDFベネディクト・ヘーベデスのヘディング弾で同点に追いついた。なお、この試合で内田はブンデスリーガ通算100試合出場を達成している。試合後には微笑ましいシーンも見られた。前シャルケ所属で、普段から仲の良さが伝えられるドイツ代表GKマヌエル・ノイアーと内田。試合前から健闘を誓い合っていたが、試合後には内田の100試合出場を祝うかのように、二人で抱き合いながら会話をかわした。そしてもう1つ、ハグで注目を集めたシーンがあった。バイエルンのジョゼップ・グアルディオラ監督が、ロッベンの先制点の場面で、近くにいた第4審判にハグを求めに行ったのだ。しかし第4審判はこれを拒否。これは前半から退場者を出すなど、判定にイライラを募らせていた同監督の抵抗だったが、あえなく交わされた格好だ。(ゲキサカ)

試合は序盤からバイエルンが主導権を握ってシャルケを押し込んでいく。しかし、中央に人数をかけて守るシャルケの前に自慢の攻撃が沈黙する。そして17分、バイエルンに災難が降りかかる。CBのJ・ボアテングがサムをエリア内で倒し、シャルケにPKが与えられる。J・ボアテングにはレッドカードが提示されm一発退場となってしまった。しかし、シュポ・モティングが蹴ったPKは無情にもノイアーの手の中に吸い込まれ、シャルケは先制の絶好の機会を逃してしまった。シャルケは後半開始から負傷したGKギーファーに替わり、ヴェレンロイターがゴールマウスに立つ。66分、バイエルンはレヴァンドフスキが先制ゴールを決めたかに見えたが、直前にボールがラインを割ったと判断されてCKに。それでもCKにロッベンが頭で合わせて先制に成功した。1点のビハインドを背負ったシャルケは72分、CKにヘーヴェデスが頭で合わせてノイアーの守るゴールをこじ開けた。10人になったバイエルンを崩したいシャルケだが、1人少なくても前に出続ける王者の前にこれ以上の反撃は叶わず。1-1で試合終了となった。(フットボールチャンネル)

グアルディオラ

勝ち点3が欲しかった。当然だ。ただ、チームのパフォーマンスには、少しどころか、ものすごく満足している。優秀な監督がいてチャンピオンズリーグ・ベスト16に入るチームを相手に、70分間10人で戦ったんだ。(2位の)ヴォルフスブルクは今日、フランクフルトと引き分けた。ブンデスリーガが簡単ではないことがまたしても証明された。周囲はすべてが簡単だと思っているが、そうではないんだよ。(J・ボアテング退場のジャッジには)明らかなレッドカードだ。議論の余地はないよ。11人対11人のときは良いプレーができていた。(退場者が出た影響で交代した)マリオ・ゲッツェも、そのときまでとても良かった。トーマス・ミュラーはセットプレーに備えて残しておきたかったんだ(Goal)

シュバインシュタイガー

今日はVfLボルフスブルク戦よりも試合をコントロールできていたし、カウンター攻撃もさせなかった。だけど、(6日の)VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)戦ではさらに良いパフォーマンスと勝利が必要となってくる(AFP=時事)

ロッベン

僕たちは1人少ないなかでよく走り、戦ったし、試合も支配していた。だからガッカリだよ。シャルケはただ守っていただけだ。相手のカウンターはすべて防いだし、(前節の)ヴォルフスブルク戦よりはるかに良いプレーができていた(ISM)

1-0で先制しておいて、引き分けに持ち込まれたことに腹が立つ。われわれはとても守備的な相手と本当によく戦った。そして、10人での戦いを強いられたにもかかわらず、素晴らしいパフォーマンスを披露した(AFP=時事)

内田篤人の評価

『Revier Sport』は「3-」(1が最高、6が最低)の採点をつけ、「(トーマス・)ミュラーが、内田からあらゆる落ち着きを奪い、43分には、それが手痛い結果になるところだった。攻撃では、(逆サイドのクリスティアン・)フクスよりは勇敢だったが、ハイライトをもたらすまでには至らなかった」と評価している。また『Westdeutsche Allgemeine』は、「強い闘争心を持って、右サイドを上下に走り、不意に相手陣内に顔を出すこともしばしばあった。もっとも、チャンスとなる攻撃シーンを作ることはできなかった」と評し、「4」とやや厳しめの採点をつけている。(SOCCER KING)

PKのキッカーのモティン

ノイアーを欺こうとしたが、うまくいかなかった。ノイアーが逆に飛ぶとかなり確信があった。もっと強く蹴るべきだった(フットボールチャンネル)

ブンデスリーガ第19節が3日に各地で行われ、バイエルン・ミュンヘンはシャルケを相手に1-1で引き分けた。この試合の前、スタンドには大きな人の顔が描かれたフラッグと無数のハート型のボードが掲げられた。これはウィンターブレイク中に亡くなった“ファビ”というあだ名のバイエルンサポーターを追悼するためのものだったと、英紙『デイリー・メール』が伝えている。(フットボールチャンネル)