いよいよレアル戦 - 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2014/04/23
いよいよレアル戦

バイエルン vs レアル・マドリー
もうこの闘いにはいろいろなポイントがありすぎる
世界最高のサイドリベリー、ロッベンとロナウド、ベイル
グアルディオラ vs レアル
バロンドールでいろいろあったロナウドとリベリー
放り出したレアルと放り出されたロッベン
とにかくロナウドとベイルは出て欲しい

グアルディオラ

ここに戻ってきて、世界最高のチームの一つとCL準決勝で対戦するのは、私にとって特別な感情だ。サンチャゴ・ベルナベウで負けていない? 私が別のクラブにいた過去のデータでしかない。再び勝つためには、素晴らしいパフォーマンスが必要だ。我々はできるだけうまく攻撃しなければいけない。今季はあまり見ていないが、レアルは時間をかけて成長したという印象だ。監督を代えた後なら普通のことだよ。C・ロナウドだろうがイスコだろうが、レアルは常にレアルだ。その上で、違いがあるのは当然だろう。異なる選手だからね。それに、みんながC・ロナウドを見たいのも当然だ。彼は世界最高の選手の一人なのだからね。私だって彼がプレーすることを願っている。バルセロナからの連絡? いつもあるよ。今日だけのことじゃない。(リオネル・)メッシの現状? 彼に対する私の考えが変わることはない。レオのような選手を見たことはないよ。ただ、今はそれに気をそらされたくない。一般的に、タイトルを獲得したときは、その翌年に少しハングリーさを失ってしまう。初めてのタイトルを目指すときに持っていたハングリーさをね。だからこそ、私はチームを誇りに思っている。ブンデスリーガを制してから、我々の集中力は低下したが、前回の試合では、プレーこそ良くなかったものの、正しいスピリットをと入り戻したんだ。マドリッドでもそうなると確信しているよ。ドイツのサッカーの過ごし方は異なっている。でも、ここではすべての人が親切だ。私は2年の契約を結んでおり、それを全うしたい。もちろん、結果次第だがね。私はブンデスリーガで優勝し、カップ戦で決勝に進んで、CLでは準決勝にいる。ただ、それは何を意味するわけでもない(Gazzetta.it)

グアルディオラ監督は、敵地でのファーストレグを前に、「非常に良いパフォーマンスを披露しない限り、我々が勝つことはできないだろう」と、コメント。「すばらしい監督や選手を擁する(レアル)マドリードは、常に特別な存在だ。彼らは毎回のように準決勝まで勝ち進んでいて、最もタフな相手でもある。コーチングスタッフにもすばらしい人材が揃っているね」と、話した。また、グアルディオラ監督は、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドについて、「出場することを願っているよ。我々は、『最高のサッカーを見たい』と思う人々のためにプレーしているからね」と、話し、「世界最高の選手の1人である彼が出場しないのであれば、彼らは戦い方を変えてくるだろう。コパ・デル・レイ決勝でもそうだったが、彼らは4-3-3や4-4-2でプレーできる」と、コメントした。(SOCCER KING)

グアルディオラ監督は、「チャンピオンズリーグ準決勝を戦えるのは、いつだって非常にうれしいことだ。しかも、バイエルンのようなチームを率いて、マドリードでその試合を行うわけだからね。良いプレーを披露して、結果を残す必要がある。チャンピオンズリーグに出場しているのは偉大なチームばかり。この大会で優勝するのは非常に難しい。私は、自分のチームを心から誇りに思っているよ。3月にブンデスリーガで優勝を決めたうえ、ドイツカップで決勝に進出して、チャンピオンズリーグでも準決勝に勝ち残っているんだ。それ自体が簡単なことではなく、我々は良いプレーで勝利を重ねてきた。ここまで順調にきて、最近はやや調子を落としていたが、直近の試合では手応えを感じることができた。(SOCCER KING)

グアルディオラ監督は、FCバルセロナ(FC Barcelona)で指揮を執った4年間で大会連覇に2度挑戦し、準決勝敗退に終わった自身の経験から、この偉業を達成することがどれほど難しいかを理解している。そして、ここ数週間チームが低調であるにもかかわらず、グアルディオラ監督は、トレブル(三冠)という歴史的な快挙を昨季に成し遂げながらも、今季から導入されたいくつかの変化を受け入れた選手たちを称賛した。「それはチャンピオンズリーグを制し、大会を連覇することがどれほど困難なのかを物語っている。チャンピオンズリーグに出場するのは偉大なチームばかりなので、前回優勝したチームがふたたび勝つことはとても難しい」「彼らには多額の資金を投資する優れた経営者がいて、良い選手を獲得し、競争力を高めることができる」「タイトルを獲得したとき、通常であれば欲望を失い、集中力も欠けてしまう。だから私は自分のチームを心から誇りに思う。彼らは昨季、すべてのタイトルを獲得したにもかかわらず、私がもたらした変化に順応してきた」「そして今季、チームはリーグ優勝を果たし、チャンピオンズリーグとドイツカップ(German Cup 2013-14)で決勝まで勝ち進んでいる」(AFP=時事)

ラーム

2チームとも、国際的に極めて優れている。この2試合は、気持ちと情熱で勝負が決まるだろう。最高レベルの戦い。引き分けでは不十分だ。僕たちは強いチームだからね。ブンデスリーガは制覇したけど、野心を持ち続けなければならない。今シーズンも、チャンピオンズリーグで優勝したいしね。僕たちは勝つためにここに来た。もちろん、それが難しいことは誰もが理解している(SOCCER KING)

ロッベン

勝利を収めるためには、卓越したパフォーマンスが必要不可欠だ。最も大事なことは、これまでチャンピオンズリーグで見せてきたようなプレーをすること。最高のプレーが必要なんだ。僕たちにはそれができる。集中することがレアルの選手たちを止める鍵だ。15分間、集中力を切らせてしまえば、すぐに2、3失点して(試合が)終わってしまう可能性もある(SOCCER KING)

クロース

サプライズはないかもしれない。監督はマドリーを知り尽くしているし、僕らに数々のアドバイスをしたよ。それでも、彼らが持つクオリティーは常に僕らにダメージを与える可能性がある。驚くようなことはしなくてもね。マドリーは、個々の力が世界最高レベルに入る。一瞬でも油断してはいけない。最近の試合は明らかにベストではなかった。だが、マドリーでは違う姿を見せることを信じている。絶対にみんなは走り、ファイトし、ファイナルに勝ち上がるために全力を尽くす。僕らに何か問題があると心配しなくても大丈夫だ。(Goal)

ハビ・マルティネス

(レアル)マドリードのカウンター攻撃をうまくコントロールする必要がある。ものすごくスピードがあるからね。すばやく前線まで駆け上がって、ゴールを決められる選手が何人もいる。僕たちが警戒しなければならないのはそこだ。選手のスピードを活かすと、彼らはさらに攻撃的なチームになるから、注意が必要だ。ギャレス・ベイルはキープレーヤーだ。(今シーズンは)彼の存在が勝負を分けていると思う(SOCCER KING)

ルンメニゲ

厳しい試合だが、すばらしい試合でもある。伝統的な一戦だ。この戦いを楽しみにしているのは、ドイツだけではなく、ヨーロッパ中、もしかしたら世界中のサッカーファンかもしれない。その結果とは、少なくとも1点を取るということ。そうすれば、来週のセカンドレグ(29日)でも、全てのチャンスが残される。互角の戦いを期待する。明日は謙虚さと情熱を持って臨む。レアル・マドリードも、バイエルンに対して大いなるリスペクトを抱えていると、私は思っている(SOCCER KING)

アンチェロッティ

彼らはバルセロナのよう? 11人で戦えることを願おう。冗談ではないよ。現実だ。コパ(・デル・レイ決勝)では11人対11人だった。バルセロナはコンパクトで堅固なチームだ。バイエルンがバルサのようだとは言わない。だが、(ペップ・)グアルディオラ監督の哲学は似ている。選手たちの特長やクオリティーは異なるけどね。相手はとても強い。1カ月前にリーグ優勝しているんだ。我々が有利と考えられていないのは当然だろう。彼らは我々の天敵? マインドゲームはやめようじゃないか。それに、レアルの天敵かもしれないが、私の天敵ではない。私は彼ら相手に負けたことがないからね。これは準決勝だ。我々はほかのチームたちと同じようにタイトル獲得を望んでいる。固執ではなく、モチベーションだ。敗退に終わっても、失敗ではないだろう。それはひどい言葉だ。だが、準決勝に到達したことが成功とは言えないのも確かだね。我々の目標は決勝を戦うことだ。今日、クリスティアーノは普通どおりに練習した。先日から良いトレーニングをしている。明日もトライして、それから決めるよ。ピッチに立つのは万全の状態のときのみなのは確かだ。(ガレス・)ベイル? モチベーションを感じているよ。バルサ戦のようなゴールはさらなる自信となるものだ(Gazzetta.it)

時間の経過により、我々のプレーとクオリティが高まってきている。重要な準決勝にまで来ていて、この大会を制することへの希望を持っている。誰にも負けない希望をね。それが、我々の利点でありモチベーションだ。強迫概念ではない。相手チームの利点を封じるような試合をするつもりはない。勝つために、自分たちの能力を活かしていく。いつものことながら、バランスが必要不可欠だ。どの場面でもコンパクトにプレーしなければならない。(監督として、選手に)何も言わないほうが良い試合がある。チームが集中して、明確な考えを持っているのが見て取れるのだからね。コパ・デル・レイ(決勝)のバルセロナ戦の前には、チームには大きな希望があって、私自身は何も言わなかった。明日の試合でも何も言うつもりはない。(バルセロナ戦と)同じように、うまくいくことを願っている。選手全員のモチベーションが高いが、明日の時点では何も決まらない。決定的な試合は火曜日(29日のセカンドレグ)だ(SOCCER KING)

シャビ・アロンソ

僕たちには、チーム一体となってのつながりが必要だ。ブロックになって攻めて、守ることが重要だからね。もし、全員が一体になっていなければ、中盤で負けてしまうことになる。でも、相手チームのことはよく知っていて、彼らの長所はわかっている。11人全員が、一緒になって戦う必要がある。ファンがスタンドから一緒に戦ってくれるように、ピッチからその気運を作っていきたい。完璧な試合をしなければならない。ボールポゼッションというのは相対的なデータで、単なるボール支配には何の意味もない。プレーの流れをよく読んで、どうすれば相手のダメージになるのかを見ていかないと。(16日のコパ・デル・レイ)決勝の後、感触は良いよ(SOCCER KING)

ロナウドは大丈夫。

ひざとハムストリングの問題により今月初めから公式戦を欠場しているC・ロナウドだが、現在は練習に復帰。バイエルン戦に先発するかどうかは、試合当日朝のスプリントテストなどを含めた練習を見て判断するという。アンチェロッティ監督は22日の前日会見で「練習中の状態は良い。もう1つテストを行なうが、何も問題がないと全員が判断すれば、彼がプレーするということは明らかだ。彼の先発に関して我々は自信を持っているが、判断は明日まで待たなければならない。リスクがあればプレーしないだろう。これ(CL)は2試合で行なわれる勝負であり、ここでの一戦だけでは何も決まらないだろう。しかし、セカンドレグに向けてアドバンテージを手にできたらいいと思っている」と、C・ロナウドの起用について慎重な姿勢を見せた。一方、ベイルは風邪によりバイエルン戦を欠場する可能性があるという。スペインメディアが22日に報じたところによれば、同選手は22日の練習には参加したものの、ホテルでの集合には姿を現さず。チームメイトへの感染を予防するため、クラブのメディカルスタッフが合流を避けるように勧めたと伝えられている。(ISM)

両方でないということはまずありえない

ベイルは21日に風邪の症状で練習を欠席しており、22日は通常の練習メニューをこなしたあとの症状悪化だった。現在はチームメイトへの感染防止の意味を含めて自宅静養しているという。一方、怪我で最近数試合を欠場しているFWクリスチアノ・ロナウドは23日の試合から復帰する見通しだが、アンチェロッティ監督は「当日の状態をチェックして、怪我再発の危険性があればプレーさせない」と明言。前年度CL王者のバイエルンとの大一番に、レアルが“飛車角抜き”で臨む可能性が指摘されている。(デイリースポーツ)