ゴメスがフィオレンティーナに移籍決定
移籍金は21億円
ゴメス本人もフィオレンティーナ希望だった
FCバイエルンはACフィオレンティーナとマリオ・ゴメスは移籍に関して、基本路線で合意に達した。月曜日に代表取締役カール・ハインツ・ルンメニゲは、ACフィオレンティーナ会長アンドレア・デラ・バレと交渉していた。数日のうちに詳細が詰められ、サインがかわされる。「FCバイエルンからフィオレンティーナに移籍したいというマリオ・ゴメスの望みだった。彼の望みに応えた」とルンメニゲ。ゴメスはFCB.tvでのお別れインタビューに「笑いながら、そして泣きながらクラブから出て行くよ。世界最高のクラブを去るというのは難しい決断だった」と答えていた。2011年には得点王に輝いたゴメスは「ミュンヘンでは4年間の素晴らしい時を過ごすことができた。チャンピオンズリーグ優勝という、サッカー選手として望むことができる最大のものを手にすることができた。今,チームを去るのは僕にとって,とても大きな一歩になる」と続けた。(公式サイト)
8日にバイエルン・ミュンヘンからフィオレンティーナへ移籍することが決まったFWマリオ・ゴメスが、自身の『フェイスブック』でバイエルンに別れを告げている。同選手は、バイエルンのすべての人に感謝の言葉を送りつつ、新天地での新たな挑戦を楽しみにしていると語った。「泣きながら、そして笑いながら、クラブを去ることを告げるときだ。でも、もう一度、素晴らしいサポートをしてくれたみんなに感謝したい。ファン、そしてもちろんチームメートたち、スタッフ、バイエルンのすべての人に、だ。世界最高のクラブで素晴らしいときを過ごした。ここでの4年間で素晴らしい経験ができたことを本当に感謝している」「これから、僕にとって新たなチャプターが始まる。新しいクラブであるフィオレンティーナが楽しみだ。街も、国も、言葉も、文化も、そしてもちろん、おいしい食べ物もね。バイエルンには感謝し続けるし、チームの最大限の幸運と成功を願っている。今後もこの素晴らしい監督とともに、世界最高のチームであり続けると確信しているよ」「もう一度、たくさんの感謝を。特に、君たちファンへ。君たちのマリオ」(Goal)
バイエルン・ミュンヘンは8日、FWマリオ・ゴメスの移籍でフィオレンティーナと合意に達したことを発表した。直近になってナポリの参入が騒がれたが、ゴメスとフィオレンティーナの“愛”は変わらなかったようである。バイエルンとフィオレンティーナは移籍金1600万ユーロ(約20億8000万円)で合意したと見られている。移籍金は分割払いのようで、400万ユーロ(約5億2000万円)のボーナスが別になっているようだ。決定的となったのは、フィオレンティーナのアンドレア・デッラ・ヴァッレ名誉会長が自ら獲得交渉に動いたことのようだ。電話でバイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲ代表取締役と連絡を取り、状況を打開したと見られている。ルンメニゲ代表取締役は先日、ドイツ『ビルト』で、「今週、この件について理想的な解決策を見つけることができると楽観している」と話していた。バイエルンのフロントは、金銭的な理由から、ナポリのオファーを好み、マンチェスター・シティの関心にも注目していた。だが、選手はフィオレンティーナを望んでいることを強調していた。(Gazzetta.it.)
ゴメスは2012?13シーズンに、FWマリオ・マンジュキッチにポジションを奪われ、今夏での移籍が濃厚とされていた。ドイツ『ビルト』によると、フィオレンティーナは移籍金1600万ユーロ+インセンティブ400万ユーロで、バイエルンと合意に至ったようだ。M・ゴメスとフィオレンティーナは、2017年までとなる契約を結ぶ見込みとなっている。M・ゴメスは2009年に、移籍金3000万ユーロでシュトゥットガルトからバイエルンに加入。同クラブでは公式戦174試合に出場し、113得点を記録した。バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOはM・ゴメスの移籍に際し、「バイエルンの名において、彼の幸運、フィオレンティーナでの成功を祈っているよ!」とのメッセージを伝えている。(Goal)
バイエルンのCEO(最高経営責任者)であるカール・ハインツ・ルンメニゲ氏は、クラブの公式HP上で「バイエルンを退団しフィオレンティーナに加入することは、マリオ・ゴメスの願いだった」と、移籍が同選手の希望によるものであることを明かした。2009年に当時のブンデスリーガ史上最高額となる移籍金3500万ユーロ(約46億3000万円:当時)で、シュトゥットガルト(ドイツ)からバイエルンへと加入したゴメス。バイエルンではリーグ戦115試合で75ゴールと得点を量産。10-11シーズンには28ゴールを挙げ、ブンデスリーガ得点王に輝いた。しかし、昨季ケガで開幕から出遅れたゴメスは、より万能型の新加入FWマリオ・マンジュキッチが目覚ましい活躍を見せたことでポジションを奪われ、2番手へと降格。昨季リーグ戦での先発は9試合にとどまった。それでもゴメスは限られた出場時間の中で11ゴールを挙げている。(ISM)