チャンピオンズリース優勝のコメント - 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2013/05/27
チャンピオンズリース優勝のコメント

チャンピオンズリース優勝のコメント
やっぱり待って待ってやっとの優勝

ハインケス

決勝に向け、絶対に勝つという気概で臨んだ。フィリップ・ラームやバスティアン・シュヴァインシュタイガーといった世代の選手が、大きなタイトルを獲得する時期に来たということだね。彼らは代表出場や国内タイトルは数多く獲得してきたが、欧州の舞台では初めてのタイトルになる。チームには本当に満足しているよ。会見の後には、さらに興奮したり、あるいはホッとしたりするかもしれない。しかし、プレーしたのは私ではない。監督は、キックオフまでにやれることを終えたら、あとはチームに任せるだけ。表舞台に立つのはあくまで選手で、今日は選手がやるべき役割を果たしてくれた。トップクラスの選手なしでは、今シーズンの我々のようなサッカーはできない。監督が率いるのはチームであり、選手の集団なんだ。高い能力を持つ選手と接するのだから、細かく臨機応変に対応する必要がある。しかし、期待も高まる環境では、適切な対応を取るのが非常に難しい。もちろん、私も優勝して満足し、喜んでいる。チャンピオンズリーグの優勝は、監督人生の中でも最高のハイライトの1つになる。私は、監督としてチャンピオンズリーグで3シーズン戦い、2回優勝したが、これはめったに体験できることではないね(SOCCER KING)

序盤は調子が出なかったね。逆にドルトムントが素晴らしかった。積極的にプレスをかけられ、我々はリズムをつかめなかった。前半から何度かチャンスを作り、後半は主導権を握れ、攻めるシーンが増えて得点機も我々の方が多かったと思う。この後半のおかげで、勝利を掴めた。我々にはチームスピリットがあり、これほどの連携を持つチームは見たことがない。チームには22、23人のトップクラスの選手がいて、誰もがファーストチームでプレーできるプロの集団なんだ。しかも、全員がそれぞれの役割を果たせる。これだけ能力のある選手が揃うことは信じられないが、これこそが我々の成功の証だね。この数週間、アルイェンには非常に神経を使った。練習方法にも気を配り、けががなく、コンディション維持に留意したよ。(ホームスタジアムでの決勝で敗れた)昨年はアルイェンだけでなく、全員が悲劇の主人公になったが、今日は彼がカギを握る存在になった。昨日、私は彼に話したんだ。『今の君は状態がいい。まさにベストコンディションだ。決勝では、それが試合を決める要因になるはずだ(SOCCER KING)

前半は試合に入るのに苦労した。どちらのチームにもプレッシャーがあったと思う。勝ち点25差でリーグ優勝しているから、有利だと思われるのは当然だ。最初の20分はそのプレッシャーを感じた。しかし、30分を過ぎた後はうまくやれたと思う。我々には素晴らしいハーモニーがある。(負傷で不在の)バドシュトゥバーとクロースを含めて、我々は一つのチームなんだ。ドルトムントの選手たちには、『決勝で負けたときの失望を私は知っている。私は決勝でリヴァプールに負けた』と話したよ。1年前から我々は進歩し、さらに進歩した。多くの箇所で成長を遂げたよ。選手たちはついてきてくれた。そして、ハーモニーが生まれた。選手たちの幸福感を維持しなければいけない。誰だってベンチに座るのは嫌なものだ(Goal)

ラーム

信じられないよ。すごくうれしいし、すごくほっとしている。決勝で2回負けているから、プレッシャーはすごかった。3度目も負けたら、次はあるか分からないということは分かっていた。今日はずっとすごいプレッシャーだったけど、試合が始まってからは本当にすごかったよ。経験したことがないほどだった。今を黄金世代にしたいのならば、何か国際タイトルを獲得しなければいけないと言っていたんだ。人が覚えていてくれるのはそれだからね。ようやく、僕らはそれを達成することができたんだ。僕とセバスティアン(バスティアン・シュバインシュタイガー)の歴史を知っている人なら、僕らがいろいろな経験をしたことを知っているだろう。だから、ようやく一緒にタイトルを祝えて最高だよ。今のチームは適齢期にあるし、僕らにはこれからまだバラ色の時期が待っている。僕らは3冠を達成したいと思っているよ。僕は、僕らが来年もこのまま続けられると思っている(Goal)

ロッベン

信じられないし、本当に嬉しい。感じていることを言葉で表現するのは難しいけれど、非常に誇らしい。チームの一員であることを誇りに思うよ。ついにチャンピオンズリーグで優勝する夢が叶った。本当に多くの感情が押し寄せてきて、言葉にできない。敗れた時の気持ちがわかっているだけにね。敗戦があったから、優勝の喜びが格別になったよ。完璧なシーズンだったけれど、来週に有終の美を飾ることができる。ドイツ・カップで優勝すれば、3冠達成になる。それが次の目標だね。でも誰でも、今日の優勝が最も重要だったと思う。今は祝っていいはずだよ。サッカーはチームスポーツで、何にしろチーム単位で動く。しかし選手にとって、これこそが頂点であり、最高の結果になる。試合終了の笛とともに、チャンピオンズリーグを制覇した。バイエルンでプレーする選手にとって、唯一、獲得していなかったタイトルだよね。クラブは昨年と2010年で残念な敗北を喫して、僕も(2010年の)ワールドカップを含め、3回決勝で敗れた。しかし、負け犬の烙印を押されたくはなかったんだ。そして、ついに勝つことができた。これで過去の敗戦も少しは薄れるね。本当にようやくという気持ちだよ。プレーするときは常に責任を感じるけれど、サッカーはチームスポーツなんだ。決勝進出も、僕たちが真のチームだから。互いのために戦い、走る。特に今シーズンの守備は、驚くほど堅かった。しかも、試合を決められる選手が揃っている。今日は僕が得点したけど、これもチーム全員のおかげ。チームに加入できて誇らしいよ(SOCCER KING)

信じられないほど幸せだ。今の気持ちをすべて言い表すのは不可能だと思うけど、このチームの一員であることを本当に誇りに思う。ついにCLで優勝することができたのは、夢が現実になったということだ。あまりにも多くの感情が頭の中にあって、言葉では表せない。負けるというのがどういうことなのか知っているからなおさらだ。タイトルを獲得した時にはその分さらに喜びが大きくなるものだと思う。サッカーはチームスポーツだけど、一人のサッカー選手にとっては、最大のことを成し遂げた瞬間というものがある。バイエルンの多くの選手たちにとって、CL優勝は人生に欠けていた唯一のものだったと思う。去年と2010年に落胆を味わって、僕はワールドカップ決勝でも敗れた。その3つの決勝があったから、敗者の烙印を押されたままでいたくはなかった。今日はついにやり遂げて、他のことは忘れることができる。『ようやく』という思いだ(Goal)

信じられない。信じられないよ。これ以上ない喜びだ。すごく感動している。人生で最も大きな感動の一つだ。本当に感激だよ。まだ信じられない。何が起きたのか、まだ信じられないよ。試合前に、多くの人から、僕がゴールを決めると言われていたんだ。そうしたら、本当にそうなった。信じられないよ。特別な気持ちだ。表現できない。最高の気分だよ。もちろん、僕らは喜んでいる。みんなに感謝しなければいけない。特に、素晴らしいボールをくれてゴールを決めさせてくれた(フランク・)リベリにね。僕らは勝利にふさわしかった。去年はすごい落胆だった。この4年間で、僕らは3度のファイナルを戦ったんだ。いつかは勝てるはずだった。ゴールを決めたときは、これまでのキャリアすべてが頭をよぎったよ(Gazzetta.it.)

難しい試合だったね。最後は、フランク(リベリー)のパスに反応し、うまく抜け出せて、シュートを打った。僕にとって、非常に価値のあることだった。まだ自分で把握しきれていない。気持ちが高ぶっていて、信じられないね(SOCCER KING)

多くの人に、決勝ゴールを決めるのは僕だと言われたよ。互角の試合だった。相手にチャンスがあり、僕たちにもチャンスがあった。同じレベルにある2つのチームの接戦だったと思う(Goal)

リベリー

言いたいことは、たくさん浮かんでくるよ。優勝カップを獲得できて、本当に嬉しく満足している。何と言っても、かなり長い間待ったからね。みんな幸せだよ。決勝も序盤の30分は非常に難しい展開だった。ドルトムントとの試合は、相手が良いチームだから常に難しくなる。今はすごくハッピーだよ。決して諦めなかった僕たちに相応しい優勝カップだね。(タイトルを総なめにするか?)今後は、きっとそうなるだろう。これを続けていかないといけないね(SOCCER KING)

ハビ・マルティネス

移籍1年目なのに、これ以上は望めないほど、素晴らしい結果を得られたね。信じられないよ。メダルを手に帰ることになった。でも、次はドイツ・カップの決勝に集中しないといけないね。(チャンピオンズリーグ優勝は)考えてみることはできるけれど、実現は非常に難しい。起きたらいいなと、夢で見ることはあるだろうけどね。それが現実になるなんて信じられない。ドイツ・カップ決勝が終わったら、ゆっくりできるはずだよ。来週も練習はあるし、週末にはもう1つの決勝が控えている。今はその準備をしないといけない。僕たちは今、欧州で最高のチームになった。今後何シーズンも、この状態を維持できたらいいね(SOCCER KING)

クロップ

当然ながら、バイエルンを祝福する以外ないよ。もちろん、ユップ・ハインケス監督に対してもね。彼は優勝に相応しい指揮官だと、心から思う。 試合自体は接戦だったが、ある時点から、非常にオープンな戦いになり、我々が勝っていたかもしれないと思わせる時間帯もあった。守備が非常に良かったので、試合をオープンに進めることができた。異なる戦い方をしたほうが良かった可能性もあったが、とにかく最終的にバイエルンが2ゴールを挙げ、我々は1ゴールにとどまった。近年のチャンピオンズリーグ決勝を全て見ているが、どの試合もある時点では、どちらが勝つか分からない状態になっている。再び誇らしい気持ちになるには多少時間が必要だが、必ずまたそう思えるときが来るはずだよ。チームを誇りに思っているが、今は失望のほうが大きいね。しかし、それは当然だよ。必死で得ようとしていたものが得られなければ、辛い思いをすることになる。持てる力を全て出し切って、情熱を持って戦った。同点にしたのは、当然の流れだった。我々は決勝に相応しく、それを示せたことが我々にとっては重要だった。自分の中に誇りが戻り、悲しみが消えつつあるのを感じている。今シーズンは素晴らしく、今日は本当に、非常に良い試合だった。今シーズンのチャンピオンズリーグでは、どこよりもバイエルン相手に良い試合をしたかもしれない。彼らがどんな相手と戦ってきたかは周知の通りだからね。ここが、また新たなスタートとなる。2年後にはベルリンで決勝が行われる。チャンピオンズリーグ決勝に戻ってくるには、最高の場所かもしれないね。来シーズンは更に質を上げて、より一層進化していけたらと願っている(SOCCER KING)

まずはバイエルンをたたえたい。彼らは勝った。試合が終われば結果を尊重しなければいけない。決勝点は見ていなかった。試合はほぼ終わっていたね。我々にとっては非常にハードなシーズンだった。それが、最後の15分でも分かったはずだ。我々は決勝進出に値した。今日はそれを見せることができただろう。それは最も重要なことではないかもしれない。だが、いずれにしても重要なことなんだ。我々はファンタスティックなシーズンを過ごしてきた。おそらく、バイエルンとの試合ではこれがベストマッチだっただろう。ダンテ?彼は2度目の警告に値したはずだ(Gazzetta.it.)

選手たちに、『また戻ってくるぞ』と話した。ウェンブリーではないかもしれない。しかし、また決勝に戻ってくる。そう選手たちには伝えた。まずは、バイエルンにおめでとうを言わなければならない。彼らは優勝したからね。その過程で何があったかはそれほど大きなことではない。バイエルンとユップ(・ハインケス監督)におめでとうだ。彼の勝利をねたんだりはできない(Goal)

ヴァイデンフェラー

誰も話そうとせず、静けさに包まれていた。それは当然だと思うよ。本当に失望しているけれど、ここまでに成し遂げたことや今大会を通じて披露してきたサッカーには、心から誇りを感じていいと思う。決勝についてもね。僕らはバイエルンに劣っていなかったし、勝負を決められるチャンスもあった。特に前半は内容で上回ったが、後半にはそれまでのようにチャンスを作れなかった。それでも前掛かりになり、最後に捨て身の攻撃に出たが、今は結果を受け入れなければならない。今シーズンは何度も素晴らしい試合を経験できた。リーグ戦を2位で終え、カップ戦でバイエルンに敗れたが、チャンピオンズリーグでは準優勝できた。これはドイツサッカー界とドルトムントにとって、大きな成果だよ(SOCCER KING)

今夜はバイエルンと互角に戦えたことを誇りに思っている。僕らは良いプレーをした。でも、それでは不十分だった(Gazzetta.it.)

フンメルス

非常に失望し、もちろん悲しいよ。チーム状態も良く、今シーズンのチャンピオンズリーグをタイトル獲得で締めくくれると思っていたが、先制のチャンスを生かすことができなかった。リードを奪っていれば、より自信を深めることができていたと思う。スコアが同点になった後、僕らは延長戦を考え始め、そのまま試合終了間際を迎えていた。あれほど多くのロングボールを入れさせてしまった理由は、分からないよ。2失点目もロングボールからだった。同レベルのチーム同士の試合では、些細なプレーが勝敗を分け、1本のパスミスで相手に自信を与えてしまう。そしてある局面で全てがうまく運べば、その一回で試合を決めることができる。(アルイェン)ロッベンと(フランク)リベリーに崩された場面のようにね。バイエルンが2点目を奪う流れではなく、彼らが幸運だったのも確かだが、仕方ないと割り切れる失点ではない。もちろん、ドルトムントはチャンピオンズリーグ優勝を義務づけられているチームではない。僕らは自分たちの実力を示し、今後もさらに証明していくつもりだよ。そしてもう一度、決勝に進出したいね(SOCCER KING)

とても拮抗した試合だったけど、バイエルンは勝利に値した。後半は彼らの方が良かったね。最初の25分は僕らの方が良かったけど、必要だったゴールを決めることができなかったんだ。終盤は疲れていた。バイエルンが勝ち、僕らは勝てなかった(Gazzetta.it.)

試合は本当に接戦だった。でも、後半はバイエルンの方が良かったから、妥当な結果かもしれない。それでも、僕たちにとってはきつくてすごく残念な結果だ。最初の25分は、僕たちの方が良いチームだった。でも、必要だったゴールが入らなかったんだ。ハードで激しい試合だったから、僕たちは終盤に疲れてしまったと思う。相手はカップを手にして、僕たちはそうじゃない。これほどきつい敗戦はそうないだろう。後半の僕たちは、簡単にボールを失ってしまった。だから、バイエルンが試合をコントロールしていた。僕たちはポゼッションできなかった。結局、バイエルンにやられてしまったね。最後の瞬間を除けば、僕たちは試合を楽しんでいたよ(Goal)

スボティッチ

当然だけど、幸せな選手は1人もいない。個人的に自分のプレーには納得していないが、現実を受け入れる必要がある。優れたチーム同士による素晴らしい試合で、互いにチャンスはあった。僕らは序盤に何度か決定機があり、バイエルンもCKは危険だった。本当に拮抗していた。バイエルンが勝利に値していないと言うことは、間違っている。彼らは間違いなく良いチームだった。2失点目には、意気消沈させられたよ。(フランク)リベリーがバックヒールで(アルイェン)ロッベンに出すつもりだったかどうかは、分からない。それがサッカーだからね。目の前で起きたことを受け入れ、学ばなければならない。僕らは若いチームで、これを教訓として前に進むしかない。決勝が山の頂上になるはずだった。しかし、僕らはここまで勝ち上がり、今まで最高の旅を楽しむことができた。今日の出来が特に悪かったとは思わないし、僕らが消極的だったとか走らなかったとは言い切れない。今日は走行距離の記録を塗り替えるかと思ったくらいだからね。全力を尽くしたけれど、サッカーでは最終的に運が試合を決めることもあるからね(SOCCER KING)

ロイス

むなしい気持ちでいっぱいだね。何としても優勝カップを手に入れたかったから、終了間際に失点を許すなんて、なかなか受け入れられない。失点を嘆くだけでは良くないけれどね。プレーの出来は良かったが、優勝カップが欲しかったし、あと一歩で取り逃してしまった。今日は奇跡に頼る必要はなかった。バイエルンが倒せない相手ではなかったことは、誰の目にも明らかだったと思う。前半は、相手が僕らをリスペクトしていたけれど、それはそれまでのことだよ。僕らは優勝カップを手にできなかった。それがすべてだよ(SOCCER KING)

ツォルクSD

試合終了間際に、あんなボディブローを食らえば致命傷になるだろう。スコアは1-2となり、我々にはあのダメージから回復する時間なんて残されていなかった。試合直後の私は、素晴らしいパフォーマンスでここまで勝ち上がったチームへの誇りだけでなく、絶望的な悲しさも入り混じった不思議な気分だった。後半に入ると、バイエルンの方が多くチャンスを作っていた。我々は延長戦を見越して1、2人の選手を交代させるつもりだったが、交代のカードをなかなか切ることができなかった。ほんの少しの差で、バイエルンがこの試合を制したんだ(SOCCER KING)

レーブ

最終的にはバイエルンが勝利にふさわしかったと思う。ドルトムントのアグレッシブさやプレッシングで、バイエルンは試合に入るのに苦労したね。だが、これまで2度のファイナルで負けてきて、今回は彼らのタイミングだったんだ。バイエルンはとても強いチームであり、ハインケス監督は非常に一貫したチームをつくってきた。でも、ドルトムントにも賛辞を送りたい。ドイツサッカーが世界で注目されているのは、彼らのおかげでもあるんだ。とても激しい試合だったが、フェアだったね。ドイツサッカーにとってのハイライトだった。ドイツ代表? 我々には常に大きな重圧がある。だが、ビッグタイトル獲得のために全力を尽くすよ(Goal)

香川真司

元チームメートとして彼らが決勝を戦ったことを誇らしく思う。感動した!代表合宿に弾みがつく刺激をもらった。負けたのは僕自身も凄く悔しいですけど、本当に感動した!(スポニチアネックス)