チェンピオンズ・リーグ決勝に向けて
チャンピオンズリーグ「オープン・メディア・デー」でコメントが多数出た
他にもミュラーが興奮抑えきれず
ハインケス
(決勝に対して)『特別な思い入れはない』とは言えないね。誰もが決勝を楽しみにしているし、私個人もそれは同じだ。選手たちの発言や目つき、ジェスチャーなどからも、全員が決勝に焦点を合わせていることが分かる。とにかく待ち切れない様子だ。(ドイツ勢同士の対戦となったが)お互いのことをよく知っているし、それは監督についても言えること。戦術的なサプライズはないはずだ。(決勝での)チャンスは五分五分で、オープンな試合展開となるだろう。だが、実際に結果を左右するのは、プレーする選手たち。監督はそれまでの準備を行うのみで、最終的には選手たちが(優勝の行方を)決めることとなる。今シーズン、うちの選手たちは非常によくやってくれている。(昨シーズンは決勝でチェルシーに敗れたが)精神的には非常に安定しているし、うろたえるようなことはない。ビッグイヤー獲得という明確な目標を掲げて、それに向かって真っ直ぐに進むだけだ。これまでの現役、監督時代を通じて経験したことがないほど、結果を出すことに集中している。昨シーズンをあのような残念な形で終えた後としては、すばらしいとしか言いようがない。本当に誇りに思っている。個人的には、特に有利なチームはないと思っている。ドルトムントは一筋縄ではいかない対戦相手。だが、われわれもトリノやバルセロナでワールドクラスのチームを倒してきた。決勝では、レベルの高い対等な試合が繰り広げられるだろう。共にトップコンディションで臨むはずだし、フェアプレーもわれわれの信条だ。おもしろい試合になることは間違いないが、ビッグイヤーは我々のものになると確信している(SOCCER KING)
お互いがお互いのことを知り尽くしている。もう秘密はないし、オープンな試合になるだろうね。チャンスの数も同じくらいになるはずだ。勝負を分けるのは、ピッチ上での選手の出来だ。戦術上でのサプライズはないと思うが、監督はそれぞれ自分のコンセプトとプランを持っていて、それを選手たちがピッチ上で実行できるかが鍵になる。私のチームはシーズンを通じて高いレベルでそれができており、(準々決勝の)ユヴェントス戦と(準決勝の)バルセロナ戦では特に素晴らしかった(ISM)
ラーム
今シーズンこそ優勝が目標だ。ブンデスリーガ優勝の酔いを完全に醒まして、集中してハードなトレーニングに励む。しっかりと準備を整えて決勝に臨みたいからね。でも、2週間後にはトロフィーを掲げている自信があるよ。ここ数年、バイエルンだけではなく、ドイツ代表もブンデスリーガも大きな進化を遂げてきた。でも、今シーズンはまだ終わっていないし、有終の美を飾りたい。ドイツのサッカーはこれから数年は、ヨーロッパの舞台で活躍できると思うよ。ウェンブリーでは1度だけプレーして、勝ったことがある。だから、最高のスタジアムだね(SOCCER KING)
シュバインシュタイガー
報道陣はバイエルンが有利だと言っているね。僕たちが試合をする場合には大概そうなんだけど。でも、実際には接戦になると思う。決勝に向けてしっかり調整して、トップコンディションでプレーできるようにしたい。(ウェンブリーは)有名なスタジアムだし、すごく楽しみだよ。世界でも最高のスタジアムの1つだと思っている(SOCCER KING)
ロッベン
(ウェンブリーでは)チェルシー時代に(2006-2007シーズンの)FAカップ決勝を戦ったことがあるけど、歴史のある最高のスタジアムだよ。雰囲気も申し分ないし、これ以上ない最高の舞台だ。(チャンピオンズリーグ)決勝でプレーできるというのは、選手として光栄なこと。でも、やっぱりいつかは優勝したいもの。昨シーズンの決勝は悪夢に終わったけど、そこから何とか這い上がって勝ち進んだ。自信を持って今年の決勝に臨みたい。すごく内容の濃い試合になると思うよ。両チームとも、体格的にも戦術的にもしっかりしているし、守備も安定している。それに、お互いのことを知り尽くしている。細かいことやその日のコンディションで優勝の行方が決まるだろうね(SOCCER KING)
ミュラー
(決勝の相手はドルトムントだが)刺激的だね。僕は刺激が好きなんだ。ドルトムントが相手なのは、良いことだと思う。お互いに力のあるチームだし、勝敗がどちらに転んでもおかしくない。ドルトムントのことはたぶん、一番よく知ってると思う。プレッシャーがかかるのは僕たちの方だ。でも、バイエルンユースに入団した日からプレッシャーにさらされてきたから、とっくに慣れているよ。それに今、これだけ好調なんだから、プレッシャーなんてほとんど関係ない。スポーツ選手なら、誰でも成功を収めたいものだ。(タイトル獲得は)自信にもつながるし、すごく大切なことだと思う。僕にとっても、そろそろビッグイヤーを獲得する時期が来たと言える。(2009-2010シーズン、2011-2012シーズンに続いて)3回も(チャンピオンズリーグ)決勝で負けるようなことがあれば、敗者のレッテルを貼られるし、それだけは嫌だね(SOCCER KING)
ゲッツェは来シーズンからバイエルンでプレーすることが内定している。これが明らかになったのは、ドルトムントがレアル・マドリーとのCL準決勝を戦う直前で、周囲を混乱させた。ミュラーは来シーズンからのチームメートと決勝で戦うことが一つの刺激と考えており、次のように話した。「僕はゲッツェを気に入っている。彼がバイエルンへ来るのはうれしいね。それは決勝戦の一つのスパイスになる。この試合には多くのスパイスがあるよ。僕はスパイスが大好きだ。より多くの情熱に包まれる。だから、僕たちはドルトムントと対戦するのが好きなんだ」(Goal)
今回こそこのトロフィーを手にするときだ。3度目の敗北となれば、『敗者』のレッテルを貼られてしまうことになるからね。僕は(ほかの選手と比べて)まだ少し若いから、この先も国際舞台で戦える機会は訪れるだろう。でも、僕らはなんとしても今回勝ちたいんだ。この試合には試合を盛り上げる多くのスパイスがあるね。そしてそれは僕が望むものだ。ドルトムントとの試合ならいつも以上の熱い戦いになるだろうからね(ISM)