バラックのレアル入りについて - 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2005/07/26
バラックのレアル入りについて

昨日はさんざんな試合を見せてくれたレアル。たしかにバラックを欲しがるのはわかる。しかしバラックはドイツの宝、ずっとバイエルンに居て欲しいが。
バラックはR・マドリーの今季の構想に自分が入っていることを知っている。そして、リスクを承知でバイエルン・ミュンヘンを飛び出し、新たなる挑戦を望んでいる。
R・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は、バラック獲得計画を実行に移すことを決めている。バラックの獲得は弱体化が明らかな中盤の強化になる。バラックは本来トップ下だが、中盤ならどこでもこなせる。特にR・マドリーの弱点である左サイドでのプレーが期待される。
バラックは数年前もR・マドリーへの移籍が実現しかけたが、失敗に終わっていた。昨季も同様で、さらにFCバルセロナからも話があった。現在30歳も間近になり、国外移籍、とりわけスペインを希望している。マンチェスター・ユナイテッドも狙っているが、バイエルンは否定的だ。
近日中に、バラックがバイエルンとの契約延長を拒否することが決定的になるだろう。もし契約延長をしなければ、バラックは今季終了後には移籍金ゼロで移籍できる。
バイエルンの最初の返事は移籍金2200万ユーロ(約29億7000万円)で、R・マドリーは契約が1年しか残っていないのに高すぎると考えている。R・マドリーは1000万ユーロ(約13億5000万円)以上出す気はなく、グティやマイケル・オーウェンといった放出濃厚な選手の移籍金を充てるつもりだ。「獲得の前に放出」が今季のペレス会長の格言でもある。
バラックはもうバイエルンでの役目は終わったと考え、R・マドリーでのプレーを目標にしている。このことをR・マドリーの幹部もよく知っている。