ルンメニゲ会長が06年ドイツW杯後、日本人選手獲得の構想を表明した。
注目選手として日本代表MF中村俊輔、DF加地亮の名を挙げた。
「日本人獲得の意思はあります。06年には枠を作らないといけない。コンフェデ杯では中村、加地に興味を持った」。
「レギュラーとして20-30試合のプレーが必要。自らの両足でバイエルンに立ってほしい」と続けた。
マガト監督は「高原(昨季31試合7得点)ももっと活躍しないといけない」と補足した。
「マーケットではなくチームを強化する選手が見つかったとき、初めて日本人を迎えることになる」とヘーネスGM。
日本遠征では親善試合が2試合組まれているが、FCBはそれだけでなく更なるPRを考えているようだ。ルンメニゲは『長期的な投資』という言葉を出し 「日本と良好な関係を築きたいと思う」 と語っている。
ルンメニゲはまた 「日本市場でお金を稼ぐことだけでなく、日本に何か貢献できればと考えています。たとえば日本のサッカーがさらに成長できるように何か出来ればと思います」 と語った。具体的にはサッカースクール開校、指導者育成、そして若手選手の育成などだ。また、Jリーグのクラブとの提携も視野に入れており、ルンメニゲによれば既に浦和レッズがそれに興味を示しているという。日本滞在中に浦和監督のギド・ブッフヴァルトと会談が予定されている。
しかし日本人選手獲得についての予定は今のところないようだ。これについてへーネスは 「日本市場での利益だけのために日本人選手を獲得するのはナンセンスだ」 と、ルンメニゲは 「その可能性はある」 とした上で 「ただその選手はFCBでレギュラーを取れる実力を備えてないといけない」 と語った。
「日本はアジアの中でも最も重要な市場と考えています」 とルンメニゲ。まずは日本との良好な関係の構築が第一歩となる。
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