バラックは、何となくチェルシー戦で見ていたロベルト・フートさんがやってしまい75 分の間ひとり人数が少ないドイツチームを模範的なプレー、2 ゴールと 1 パスで成功に導いていった。
クリンスマン監督はバラックについて「私たちは、どういうふうに彼がチームをリードしていったかということについてとても喜んでいる。ただ彼のゴールのせいだけではなくて、どういうふうに彼の攻撃性と意志とでチームを引っ張っていったかということによってである。これは、チームにとって本当にとても大事なことだ。」
後半から起用されたダイスラーとシュヴァインシュタイガーも活躍を見せた。2人は、2 ゴールに貢献したのだ。
先発メンバーにはバイエルンからはバラックとトルステン・フリングスだけが起用となったのだ。「ナショナルチームにも階級のようなものがあるので、最初からバイエルンの選手ばかりを起用しなかった。例えば、ベルント・シュナイダーも固定した地位にいるわけであるし。」とクリンスマン監督。
カーンは、腰部の神経の異常のため中心選手には入らず、彼の代わりにレーマンはゴールを守った。
フートはスティーヴ・ジルスピーのシュートをゴールライン上でハンドで阻止してしまい、その結果退場命令が出た。
シュヴァインシュタイガーは「僕たちは、もう前半でいいチャンスがあった。北アイルランドは、僕たちがひとり足りない状態で試合していたことを喜ばないといけないよね。そうでなければ、もっとゴールできていたね。」
バラックは「この結果は紀律のためにとても大事だと思う。これからの何週間かにとっていい幕開けになったね。」
クリンスマン監督は大満足で「ただこの結果だけに満足しているのではなくて、チームが退場命令の後どういうふうに反応し、すぐにリードされたのを取り返したこと、そしてどういうふうに即興で動いたか、どういうふうに後半にチームとしてうまくコンビネーションして試合をしていたかということに満足している。とても印象的で楽しませてくれる試合だった。」
ゴール: バラック (62分、66分)
GK:レーマン
DF:オウォモイェラ、メルテザッカー、フート、ヒッツルシュペルガー
MF:フリングス、シュナイダー (46分シュバインシュタイガー)、バラック(73分ボロウスキー)エルンスト
FW:アサモア (46分ダイスラー)、クラーニ (63分ポドルスキー)