バイエルン・ミュンヘンは、ドイツの若手代表MFバスティアン・シュヴァインシュタイガーを短期レンタルに出す気のようだ。これに対し、同リーグのライバルでチャンピオンズリーグ出場を決めたバイヤー・レバークーゼンが興味を示している。不本意なシーズンスタートを迎えたシュバインシュタイガーにとって、レンタル移籍は決して悪い話ではない。サッカー専門誌『キッカー』によると、土曜日にバイアレーナで行われる両チームの試合前に、両クラブの責任者たちがレンタル条件について話し合う予定だという。
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火曜日には、バイエルン会長のカール=ハインツ・ルンメニゲが、シュバインシュタイガーの移籍は「まったく考えていない」と述べているものの、マネージャーのウリ・ヘーネスは「少なくとも、まったくあり得ない話ではない」としている。彼は『キッカー』の取材に対し「もし他クラブからの接触があれば、まずはフェリックス・マガトと話し合い、それからこのテーマと取り組むことになるだろう」とコメントしている。
レバークーゼンの責任者ボルフガング・ホルツホイザーは、20歳のシュバインシュタイガーについて「非常に興味深い選手だ。もし彼のような選手が移籍市場に出されるなら、彼と話さないのは不注意というものだろう」と評価している。一方、レバークーゼンのクラウス・アウゲンターラー監督は、以前からシュバインシュタイガー獲得に前向きだったが、「バイエルンは彼を手放さないだろう」と感じていた。
ところがシュバインシュタイガーが、ポジション争いの激しいバイエルンMF陣の中で控えに回されたことで、風向きは変わってきた。マガト監督は今シーズンの公式試合に「シュバイニー」を起用しておらず、3部のアマチュアチームでプレーさせている。
いずれにせよバイエルンは、31日の移籍市場締め切りまでに、現在26人いる選手の数を減らしたいと考えている。オーウェン・ハーグリーブス、サミー・クフォーの2人が移籍の候補に挙がっているが、今のところ具体的なオファーは届いていない。マネージャーのヘーネスは来週火曜日のリミットに向け、即時の移籍成立を狙っている。(sid)