また言ってんのかよお騒がせ会長。バラックとフリングスでいいじゃないか
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ドイツ・ブンデスリーガ、バイエルン・ミュンヘン会長カール・ハインツ・ルンメニゲが、MFミヒャエル・バラックのバルセロナ移籍の可能性を再び口にした。
「われわれはバルセロナとほとんど何も交渉していない。スペインからのオファーは、われわれが交渉に応じる気があるかどうか見極めようという様子見だと思う」
ルンメニゲ会長は、サッカー専門誌『キッカー』に対してこう語った。
「だが事実はひとつだ。もしわれわれが何かを変えたいと思うなら、われわれから選手に近づくだろう。もし選手が何かを変えたいと思うなら、選手のほうから来るべきだ」
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バルセロナは、最初に提示した移籍金額1200万ユーロ(約15億6000万円)を1500万ユーロ(約19億5000万円)に引き上げたと言われている。フランツ・ベッケンバウアー名誉会長は、バラック放出に際して最初は5000万ユーロ(約65億円)、その後は1億ユーロ(約130億円)の移籍金を要求していたが、実際には2000万ユーロ前後(約26億円)の移籍金額が相場とみられている。
バラックはチームのサポート態勢に対する不満を口にした昨シーズン末以来、チームが彼を信頼しているという証を望んでいる。だが、ルンメニゲ会長は『キッカー』誌に対して、あくまでも頑固な姿勢を見せた。
「選手が公の場で述べる意見は、われわれに全く何の影響も及ぼさない。選手のインタビューに対して答える義務はない」
今週の初め、バラックの代理人であるミヒャエル・ベッカーは、バルセロナとのすべての接触を中止したと説明した。ベッカーは、バイエルンがバルセロナとの交渉に踏み切らない以上、バルセロナとの接触は何のメリットもないことを理由に挙げた。だが、スペインのメディアは、バルセロナが27歳のドイツ代表MFの獲得に今も関心を失っていないと伝えている。