ビールとバーベキューで祝賀会 - 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2004/06/08
ビールとバーベキューで祝賀会

大成功を収めたバイエルン・アマチュアのシーズンが土曜日に幕を閉じた。グリューンワルダー・シュトラーセのスタジオンでの締めくくりは、選手、サポーター、コーチ陣そろっての祝賀会になった。
FCバイエルンのAユーゲント(ジュニア)も、パーティーに参加、祝賀ムード一杯だった。なぜならバイエルンのジュニア・チームもブンデスリーガ・南西地区の優勝を決めているからだ。
試合後、ゲアランド監督のチームは、Lederhose(バイエルン州特有の、皮の半ズボン)とマイスターTシャツに着替え、サポーターたちを楽しませた。天候には恵まれなかったものの、マイスターの祝賀会は、とても和やかで、家族的なものだった。飲み放題のビールと、バーベキューのステーキは、美味かったに違いない。
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ヤングスターたちは、土曜日FSVマインツに2:1で勝利。それは、Kurt Niedermayer監督率いるチームの第25節目にして、21勝目だった。後1戦残してはいるが、勝ち点は64、追い越される心配は全く無い。毎年恒例のことだが、Aユーゲントの選手たちの多くが、来シーズンは、アマチュアチームに昇格する。なんと、クラブが育て上げた、11人もの選手をヘアマン・ゲアランド監督は、来シーズン起用できるのだ。

「計画性を持って、年少から順に育て上げています。コーチ陣も充実しています。しかもスカウト陣がいい仕事をしてくれています。」と、FCBの実りある少年サッカーについてジュニアの責任者、ヴェアナー・ケアン氏は語る。「私が、誉められるべきじゃないです。クラブがいい若手を仕上げてくれているから、優秀なブンデスリーガ選手を育てるのが簡単なんです。」と「タイガー」ことゲアランド監督、祝賀会では彼の功績を謙遜する。

だが、1:0でSV Wehenに勝った最終節の後のサポーターたちの敬意は、マイスター監督、ゲアランド氏に向けられた。選手たちは、ゲアランド監督に50歳の誕生日の翌日、勝利だけでなく、あるプレゼントを用意していた。グルメのゲアランド監督へと、最高級のウイスキーを買ってきたのだった。

満足させるのが難しいことで有名な監督だけあって、「スコッチよりバーボンの方が好きだ」と、選手たちに文句を言っていたのは、ゲアランド監督ならではだ。しかも、「バーボンで酔払ってからだったら、スコッチも上手いかもしれん。」と冷ややかなコメントをする始末。

ヴェアナー・ケアン監督は、その場を借りて、アマチュアを去る、9人の選手たちと別れを惜しんでいた。その一人、「バルー」ことRalph Hasenh殳tlは、「才能のある若者たちと練習し、試合に出られて、とても光栄でした。」と2年間過ごしたアマチュア・チームに例を述べると共に、「ここで見せたプレーを、他でも見せられたら、一人前。」とフォワードのパートナー、Zvjezdan Misimovicを評価した。

「Zwetschge(チュヴェチケ)(スモモの意)」ことミシモヴィッチも今シーズンで、バイエルンを去る。来シーズンはVfLボーフムのフォワードとしてプレーするのだ。その彼だが、対Wehen戦で決めたゴールで、Paolo Guerrero(21点)に追いつき、2人そろってレギオナール・リーガの得点王にもなったのだった。