ウリ・ヘーネスはプロモーション試合後、ヒッツフェルトの後任としてフェリックス・マガトが着任することを正式に認めた。
「フェリックス・マガトとは、すでに数週間前から、2005年7月1日からの契約で合意に達していた」
今回、ヒッツフェルトの早期退任が決まったことで、クラブ側はマガトを1年早くミュンヘンに呼び寄せようとしている。
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バイエルン・ミュンヘンオットマー・ヒッツフェルト監督は新監督人事をめぐる最終決定に、常日頃と変わらない冷静沈着な態度で臨んだ。
「クラブは今後違う監督で行くことに決めたと、ウリ・ヘーネスが私に告げた。私だって周囲の状況が見えなかったわけではない。だが、いくらプレッシャーが大きかったとはいえ、私は常にファイターだし、今後もここで仕事をしたいと考えてきた」
「だが、周囲の圧力が耐え難いほど大きくなったため、クラブ側は私の残留を望まなかった。もしブレーメンとシュツットガルト戦に勝っていたら、状況は違ったのかもしれない」
火曜夜、スポーツ放送局『DSF』で放映されたプロモーション試合で、FCエトー・ジェール(ハンガリー)に4-1で勝利した後、現バイエルン監督はこのように語った。
今回の監督人事に関するバイエルン首脳部の対応に、さまざまな方面から批判が巻き起こっていることについて、ヒッツフェルトは公正な態度を示した。
「私はウリ・ヘーネスから、その時々の状況について説明を受けていた」
1998年からバイエルンを率いてきた名将の今後はまだ未定のままである。
「まずはゆっくり休養し、すべてを一から整理する必要がある」とヒッツフェルトは述べ、現在ささやかれているスイス代表監督就任のうわさを否定した。