FCバイエルンでは、熊がステップダンスをすることになった。新しいマスコット「Berni(ベアニー)」が、レコード・マイスターのタイトル防衛に幸運をもたらしてくれるだろう。月曜日の朝、ミュンヘンにある動物園「Hellabrunn」の熊檻の前で行われた記者会見で「Berni」が公式に紹介された。代父役は、ロイ・マカーイとバスティアン・シュヴァインシュタイガーの二人。
記者会見では、「これからは、FCバイエルンがどこへ行こうが、マスコットを連れて行きます。親しみのわく顔で、チームを応援してくれます。」とカール・ハインツ・ルンメニゲ会長が新しいマスコットを紹介した。
50もの記者、十数人のカメラチーム、カメラマンたちが、新しいバイエルンのマスコットの命名式に集まってくれた。「Berni」の初仕事は、今週の土曜日にミュンヘン・オリンピック・スタジアムで行われる、FCバイエルンvs.現在首位のウェルダー・ブレーメン戦、今までのマスコット「Bazi」と交代する。
<A HREF=”http://www.fcbayern.t-online.de/jp/club/archive/news/13695.php?fcb_sid=7c2af743a0dcfdbe2c4605b3889a4608″ TARGET=”_blank”>Official Site</A>
チーム理事のカール・ホップナー氏の話では、12年間チームを応援してくれた「Bazi」には、花束と名誉マスコットの賞状が送られ、観客席からゲームを観戦することになっているそうだ。その後、「Berni」が、初仕事に挑む。
ヴェルダー戦では、「Berni」歓迎のセレモニーがいろいろ計画されている。20頭の熊のぬいぐるみがオリンピック・スタジアムを闊歩し、観衆6万人に熊のお面が配られる。またキックオフ前とハーフタイムには、「Berni」が歌と踊りを披露する。
「Berni」のファングッズも販売されることになっている。「Berni」の絵の入ったぬいぐるみ、キーホルダー、シーツ、マフラー、キャップ等があるそうだ。ルメニゲ氏の話では、「世界中で売られているぬいぐるみの50%以上が、熊であること」もマスコット選択理由の一つになったらしい。
「Berni」の名は、ファン投票を元に選ばれた。命名には、2万5千ものファンが参加、その候補の中から、カール・ハインツ・ルンメニゲ会長、ウリ・ホーネス氏、カール・ホップナー氏などから構成される審査員たちが、良さ、奇抜さ、多数などの基準から候補を選んだ。
候補は、知的所有権などの観点からチェックされた。候補の中には、法的に使用できないものもあったからだ。最終的に選ばれた「Berni」は、バイエルン熊のために世界中で商標登録され、保護された。「Berni」という名前を送ってくれたファンの中から抽選でBayrisch GmainのGunther Eberhard Viertelさんにアリアンツ・アレーナの年間チケットが送られた。
またFCバイエルンは、記者会見でマスコットの紹介だけでなく、動物園「Hellabrunn」とのコーポレーションも公表した。来年、FCバイエルンは、熊「Boris」の代親となり、餌代等を受け持つことになった。ヴェルダー戦の熊のお面をつけて、5月10から22日までに動物園に行くと、入場料(子供)が1ユーロ割引になる。