カーンはW杯後、ドイツを去ってJリーグ入り? - 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2004/01/21
カーンはW杯後、ドイツを去ってJリーグ入り?

「バイエルンとの契約は06年まで残っている。その年はドイツW杯もある。06年まではドイツにいると考えるのが普通だな。だが、キャリアを考えると、代表での活動は06年で終わり。それ以降は、まったく新しいことに挑戦したい気持ちがあるんだ。日本でのプレー? 日本は、W杯でも応援をもらったし、食べ物、文化も好き。とても可能性は高いと思う」
まあリップサービスだよね
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 来日中のドイツ代表GKオリバー・カーン(34)=バイエルン=が、06年ドイツW杯後にJリーグでのプレーを視野に入れていることが20日、明らかになった。アディダス・ジャパン社主催のサッカー教室に参加したカーンは、会見で「とても可能性は高い」と明言。06年でドイツを去る意思をすでに固めており、移籍要請次第では、世界最高GKの技が日本で見られるかもしれない。

 約700人の子供たちに、熱血指導を繰り広げたカーン。”先生役”に気を良くしたか、さらなる夢プランを、自らぶち上げた。

 「バイエルンとの契約は06年まで残っている。その年はドイツW杯もある。06年まではドイツにいると考えるのが普通だな。だが、キャリアを考えると、代表での活動は06年で終わり。それ以降は、まったく新しいことに挑戦したい気持ちがあるんだ。日本でのプレー? 日本は、W杯でも応援をもらったし、食べ物、文化も好き。とても可能性は高いと思う」

 06年での代表引退など、将来のプランをまくし立てたカーン。余計なことは言わない”堅物”で知られる男だけに、単なるリップサービスとは決めつけられない発言だ。

 ドイツ国内では、不倫問題など、プレーと関係ない部分で騒がれることが多くなっている。ピッチでの獰猛さとは裏腹に、精神的負担はかなりのものだという。「サッカーは、苦しいことも多い。楽しんでやらないと辛いだけだ」と哲学を披露するカーン。一方、代表主将として自国開催のW杯への思いは、誰より強い。同行する関係者によると、W杯後は喧騒から離れるため、ドイツ国外でのプレーを希望。引退後も、指導者として移住を考えている。

 ドイツW杯への意欲をかき立てた02年W杯決勝の敗北。01年トヨタ杯では、ボカ・ジュニアーズを破り、クラブ世界一に。インテリらしく日本文化への興味も強い。オファー次第だが、移籍候補として、愛着ある日本が視野に入っているのは確かだという。

 「こんなイベントは、ドイツでは無理。ドイツの子供は、すぐ暴れるからね。日本の子の礼儀正しさは素晴らしいよ」と日本への賛辞を並べるカーン。世界最高GKの夢プランが実現すれば、日本サッカー界にも、大きな財産がもたらされる。