いつまで続くコロナウイルス
先が見えないので獲得交渉はストップ
契約延長のオファーに集中する
そしてへーネスは今後このような問題があるなか
選手の獲得にかかる金額も見直されるだろう、と
今の価格はあきらかにおかしいと思われるものがおおすぎ
バイエルンCEO、今季のシーズン完結&来季の”冬開幕”を主張 「利益を得られる」
4/1(水) 16:30配信
SoccerMagazine ZONE WEB/サッカーマガジンゾーンウェブ
ドイツ王者バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEO(最高経営責任者)が、拡大する新型コロナウイルスの影響を受けて来季の“冬開幕”を提案している。衛星放送局「スカイ・スポーツ」ドイツ版などが報じている。
現在、世界的に新型コロナウイルスが感染拡大し、欧州でも公式戦がストップ。ドイツも日に日に感染者が増えており、簡単に再開の時期を設定できる状態にはない。一方でルンメニゲCEOは、各クラブの存続という観点でこう話す。
「シーズンを歪ませないためには、リーグ戦を最後までプレーすることが不可欠だ。前例のない経済的な災害を回避するため、多くのクラブの存続にも影響を与えるため、最悪の場合は今シーズンを9月まで延長するのは当然の措置だろう」
2カ月半から3カ月分の試合が延期になっていることで、本来であればオフシーズンにあたる夏場に試合を行うにしても9月までの延長は覚悟すべきだと持論を展開。そこには、シーズンを途中で中止することにより経済的な問題で存続危機に陥るクラブがあるため、まずはシーズンを成立させることの重要性を経営者の視点で語る。
一方でルンメニゲCEOは、その場合の解決策として冬開幕を提案した。
「こうした解決策を受けるのであれば、2020-21シーズンは冬に開幕することで、選手たちは一度オフシーズンを過ごせる。次のシーズンに向けて、長めの準備期間を得るという利益を手にすることができる。これは完全に考え得るシナリオだ」
来夏には1年間の延期となった欧州選手権(EURO)が控えるため、スケジュールに苦慮することは想像できる。場合によって数シーズンをかけて日程的な歪みを強制する必要に迫られるかもしれないが、当面の解決策としての冬開幕が王者バイエルンからの提案となっている。
110億円超の移籍、しばらく生まれない? 新型コロナ、移籍市場と契約更新に影響;be
3/30(月) 15:50配信
SoccerMagazine ZONE WEB/サッカーマガジンゾーンウェブ
新型コロナウイルスの感染拡大によってヨーロッパ各国リーグは中断状態にあるなか、再開のタイミングを探っている。その一方で問題となってくるのは移籍市場、契約更新のタイミングだ。基本的に6月30日までの契約となっているところで、各選手に大きく影響を与えかねないとスペイン紙「マルカ」が伝えている。
2021年は数多くの選手がいわゆる“契約切れ”になる状態となっている。その最高峰にいるのがバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシだ。現在サッカー選手で世界一稼いでいる選手であるメッシだが、中断によるクラブ収支が落ち込むことが予想される。そのため現状の額を支払い続けられるかという懸念が生まれる。
またバルサで言えば、クロアチア代表MFイバン・ラキティッチ、チリ代表MFアルトゥーロ・ビダル、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスらが2021年夏までの契約となっている。バルサのライバルであるレアル・マドリードでもスペイン代表DFセルヒオ・ラモス、クロアチア代表MFルカ・モドリッチ、スペイン代表MFルーカス・バスケスといった選手も同様になる。
彼らだけでなく、今後のサッカー界の顔となる選手たちにも昇給の問題が起きそうだ。パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペがその代表格だが、給与としては現時点でメッシ、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)、ブラジル代表FWネイマール(PSG)の半分未満。ただこの状況では大幅な増加は厳しくなる可能性がある。
移籍市場については世界的な経済状況と同じく“冷え込み”を予想する声がある。そのコメントを出したのはバイエルンのウリ・ヘーネス会長で「予測しえないことだが、今後数年間で1億ユーロ(約110億円)級の契約が成立するとは思えない」とも話している。オイルマネーなどによって右肩上がりを続けていた欧州サッカーだが、今回のコロナ禍は大きな影響を及ぼすことになりそうだ。
「全ての移籍交渉をストップした」バイエルンCEOが決断。サッカー界の将来が不透明で
3/28(土) 20:20配信
フットボールチャンネル
バイエルン・ミュンヘンのCEOを務めるカール=ハインツ・ルンメニゲ氏が、選手の移籍に関わる交渉を全てストップすると明言した。27日に伊紙『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が報じている。
新型コロナウイルスの感染者数はドイツでも増えており、ブンデスリーガは4月末まで中断されることが決まった。ただ、現在の状況から考えると、さらに中断期間がのびる見込みとなっている。2019/20シーズンの全日程を消化できるか不明で、場合によってはシーズン即終了の可能性もある。
こうした事態にルンメニゲCEOは「誰もこの危機が今後数週間または数ヶ月でサッカーをどのように変えるかを正確に知る人はいない。そのため、新しい選手の獲得について全ての交渉を止めることにした」とし、選手の補強に関わる交渉を全てストップすると明かした。
一方で「現在、2021年に契約期間が終了する選手とのみ話していることも強調しておく。マヌエル・ノイアー、トーマス・ミュラー、チアゴ、ダビド・アラバのことだ」と語り、この4選手との交渉は続けていくと明言している。
「1億ユーロ超の移籍金は消える」バイエルン前会長が明かした“新型コロナ後”の不安と期待
3/27(金) 5:14配信
SOCCER DIGEST Web
ドイツ・ブンデスリーガは当初、1部と2部の中断期間を3月13日から4月3日までと定めていたが、国内の混乱状態はさらに悪化しており、期間を4月30日までに大幅延長。3月30日に1部と2部の全36クラブ代表者が集い、その場で正式承認される見込みだ。
そんななか、昨年11月にバイエルン・ミュンヘンの会長職を勇退したウリ・ヘーネス氏が専門誌『Kicker』のインタビューに応じ、クラブマネジメントの危機的状況について私見を述べた。同誌はクラブ収入の3本柱はチケット収入、テレビ放映権料、スポンサー料であるとしたうえで、収入全体の約60%にあたるテレビ放映権料とスポンサー料の今シーズン分だけでも確保しなければ立ち行かない、と論じている。
これを受けてヘーネス前会長は「まずは今シーズン中に再開できるかどうかが重要な分かれ道だ。無観客による開催でも実施してテレビ放映権料を得られれば、それだけでもずいぶん助けられる」とコメント。一方で「もし最悪の場合として、今年のクリスマスまで再開ができないとしたら、ブンデスリーガの存続自体が危ぶまれる」と話し、「伝染病とも言えるものだけに、いまは待つしかない」と慎重に言葉を続けた。
だが、元名物会長は「ピンチはチャンスである」とも言う。
「現在の状況は恐怖でしかないが、(サッカー界の)根本を見つめ直す良い機会ともなるだろう。今回の事態が終息しても、すぐに元のような経営状態には立ち返れない。それは欧州のあらゆるクラブに共通する。そのなかで、1億ユーロ(約125億円)を超えるような移籍金が生じるケースは消えてなくなるはずだ。移籍金の相場が下落し、現在のような水準に戻るまでには、おそらく2~3年はかかるだろう。そう、新しい価値、新しいフットボールの世界を形作るチャンスと考えることもできる」
もし無観客試合さえ開催されずに今シーズンが終了となれば、複数のブンデスリーガ・クラブが経営破綻すると目される。ボルシアMG、ボルシア・ドルトムント、ウニオン・ベルリンといったクラブでは、存続を憂う選手たちがサラリーカットに応じたという。バイエルンとシャルケ04も追随する予定で、こうした動きは欧州各地で広がりを見せはじめている。
先行きが不透明ないま、求められるのは世界規模での“団結”だ。